ジェイソン・ボーン

昨年も結構な本数の映画を観た感じがしますが、今年は「100本観賞」を目標にしたいと思います。
もちろん劇場ONLYでは無理だと思いますので、DVDやスカパーでの観賞も含めてのカウントです。
基本的には劇場公開作品か、それに準ずる物。劇場作品レベルの長尺であっても、Vシネマ系やTV放映のドラマSP系は除外します。
仮面ライダーW×ディケイド』の場合、3部構成ですが1作品扱い。「ライダー」と「戦隊」の同時上映も、DVDは別販売ではありますが合わせて1作品扱い。
同一作品の複数回観賞…例えば今年中に劇場で観賞し、DVD発売時に再び観賞した場合、別カウント。DVDで、字幕と吹替の2回分の観賞をした場合も別カウント。ただし同じ観賞時間であっても、コメンタリー関係は「特典」と見做しノーカウント。こんな感じですかね。


で、正月休みの間に何かまとめて観たいと思い、所持DVDの中から選んだのが「ジェイソン・ボーン3部作」でした。いや、『STAR WARS』とか『ALIEN』やら『バットマン』やらの中から全作リレーする事も考えたのだけど、あまり映画に時間を割いても他の事が出来なくなりますのでね。この辺が無難かなと。


ボーン・アイデンティティー』、『ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』の3作を元旦から日替わりで観賞しました。1作目だけ字幕版、2作目からはパメラ・ランディ役の小山茉美が目当てで吹替版を。いやぁ、ジョアン・アレンの声は小山茉美ですよ。もう少し『ブラック・ラグーン』のバラライカ姐みたいに凄みを含ませてくれるとサイコーなんですけどね。


さて、この3部作。久々に観ても面白いですわ。シリーズ続けての観賞がやはりベストですね。
一見すると地味な画面になりがちながら、緊迫した情報戦。圧倒的な設備と人海戦術のCIAに対し、その裏をかき、自分に有利な方へ状況を運んでいくボーン。そうした場面が、このシリーズの一番の見所ですね。気を抜いて観ていると、何をやっているのか状況から取り残されてしまう人もいるかもしれませんが。
一方で、アクションシーン。こちらも地味な動きではありますが、的確に関節などを責めて相手の攻撃力を奪っていく流れが見物。ただ、よく観ていると、細かい描写をカット割りでゴマカしている印象もあります。一連のアクションを通して撮影している訳では無いので、少し説得力には欠けるかもしれないですね。
3作ともあるカーチェイスも派手ではあるのですが、車体の位置関係やら動きの意図が理解しにくいんですよね。
まぁ、アクション関係はオマケ的な感覚はしますね。


個人的には2作目が好み。冒頭のインドでの展開、最後のモスクワでの疎外感、ラストでの静かな結末、そして3作目へのネタ振りと、観賞後に一番心に残りますね。


ってな感じで、今年は3本カウントしてスタートです。