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「幸せのポートレート」

映画(レイチェル・マクアダムス)


2005年の作品。
キャリアウーマンのメレディスは、クリスマス休暇に彼氏エヴェレットの実家ストーン家にやってきた。彼らと打ち解けようとするメレディスだったが、彼女自身の空気の読めない言動と、ストーン家側の距離を置こうとする彼女への接し方で、お互いの歯車は噛みあわないまま…。


クリスマスに普段は離れ離れの家族が集まって、で、そこにいつもとは違う外部因子が混入してかき回してしまう。まあ、ドラマや映画でよくあるシチュエーションです。個々のキャラクター描写も良い、舞台となる家や周辺の雰囲気も良い、演出も良い。でも根本的に脚本が強引でオカシイだろと。本来はハートフルにまとまる作品であるはずなのに、まあツッコミ所が満載と言うか。そういう部分を踏まえた上で、出演者たちの演技やセリフ・アクションを堪能するのがこの作品の楽しみ方かな。あちらの国のコメディの感性は日本人に向かない事もあるので、合わない人には合わないかもしれません。

さて、レイチェル・マクアダムスはストーン家の末娘、エイミーを演じています。
エヴェレットを除いて、物語以前にメレディスと会っている唯一のキャラなのですが、その時の最悪な印象を語る事で家族にマイナスの先入観を与えてしまっているんですね。その後、寝室をメレディスに譲る事にもなったりして、明らかに不機嫌に、感じ悪い態度に出ます。ウンザリした表情とかね、ゲームの時にメレディスに意地悪をしたりとかね。そういうキャラなわけで、結果、表情がかなり豊かになっている気がします。目線の動きだけで語っている場面なんかも幾つかありました。
服装なんかは中盤のディナーとラスト以外ではパーカーやらスウェットパンツやら、安心しきったゆるい格好が多いですね。
そうそう、特にエイミーに多かったのが物を食べている事。それもフルーツをつまんだり、立ったままシリアルを口にしたりと、やたら行儀悪い感じで。
寝起きっぽい状況でメガネをしているなんて状況も他の作品ではお目にかかれないレアな映像ですわね。ソファで寝てたり、キッチンでコケたり。
ロマンスもきっちり用意されていて、それはラストにつながっていく感じ。そのラストでは結構おいしい役割を与えられています。
と言うわけで、作品としては人によって向き不向きのある微妙な出来かもしれませんが、ことレイチェルのファンという視点からすれば、なかなかに見所のある作品なんじゃないかと思います。私は満足でしたわ。
あ、DVDの吹替えだと落合るみさんという方がレイチェルを担当されています。


この作品、主役はパッケージでも一番大きい、メレディス役のサラ・ジェシカ・パーカーなんですが。個人的には全然魅力を感じなかったなぁ。好きになれる要素が無いんだもの。『セックス・アンド・ザ・シティ』で有名な女優さんとの事ですが、私は観てないので、思い入れも無いですからね。うーん。
一方で、ダイアン・キートンはすごく良かった。『恋とニュースのつくり方』でもレイチェルと共演してますが、すでにこの作品で母娘役だったんですね。タイトルにもなっている「ポートレート」や、受け継がれる指輪の事など、この二人の関係性は素晴らしかったですね。