舞台ドリームクラブと玲香さん


社長さんによる動画「ドリクラ堪能しよう」シリーズの一つです。曲はるい先生の持ち歌「イケないLipSticK」で、表情を魅せるための動画ですので、終始顔アップのカメラなためダンスは堪能できませんがとにかく玲香さん可愛い。こういう部分のこだわりの作り込みに関しては完全に「アイドルマスター」を凌駕していると思います。

じゃあ、と言う事で今度はこちら。
グローリアスさんによる動画です。立ち位置関係と胸の揺れからみおが目立ち傾向な気もしますが、玲香さんも魅力炸裂してます。ちなみに曲の「ステキなmagician」は玲香さんの持ち歌です。「Ride On Time」とはまた違った感じですが、歌詞を吟味していくととても玲香さんっぽい曲だなあと感じられて好きです。まあ、フレンドED的な歌詞ではあるし、ある意味残酷感ありますけどね。玲香さんの歌い方とかダンスがとてもステキってのが真理でいいんじゃないかなと。


と、玲香さんを堪能していただいたところで、みなさんお元気ですか。
こちらのブログを放置し続けてしまって何ヶ月。Twitterのまとめがあるので形だけは毎日更新してますが、ちょっと何とかしないとなあと思ってたところに記事を書きたい衝動が湧いてきた次第であります。あ、この記事がすぐ埋もれたりしないようにTwitterまとめは一時的に解除するつもりです。


で、まあ、ドリクラなんですけどね、「ドリームクラブ
以前から私と交流させていただいている方には「何を今さら」感ではありますが、私はドリームクラブが好きで。で、当時を振り返ろうとしてブログの過去ログを漁ってみたらドリクラ無印版の攻略レビュー記事を12回も続けているんですな。ちなみにそこまでの事をやったソフトは他にありません。それだけ夢中になってたのを実感するわけですが、なかでも上の動画にもリンク張りました玲香さんね。このキャラがホントに好きで、ドリクラのソフトをプレイしてなかった時期もTwitterなどでは定期的に「玲香さん一択やでー」とかつぶやいてたくらい好きです。
その辺の事を語り始めると大長編になってしまいますので自重しますが、とりあえず玲香さん。とりあえずビールと同じ感覚で、ドリクラ行ったらとりあえず玲香さん指名、これオススメ。
ってか、ここまでで「玲香さん」って何回書いたよ?


ドリームクラブ」の情報が最初に公開された時、メーカー自体がエセゲーの多いD3Pだった事もあって、どうせ「アイマス」の柳の下の何ちゃらだろう?って印象は強かったと思います。
ナオは真に見えたし、セッちゃんは亜美真美に見えたし、色は違うけどあずささんとか律っちゃんっぽいキャラいるなあとか。で、玲香さんも正直言って千早に見えたんですがね。
それでも箱○独占ソフトとしては稀少ではありますし、それまで幾つかD3Pのソフトはプレイしているので理保には愛着ありますしで購入は決めてました。
で、プレイ当時の記事を確認すると、最初から玲香さんの事は気に入っているものの、やっぱり理保攻略から入ってますね。で、二人目として玲香さんを選んでからようやく私にとってのドリクラが始まったと言えるわけですが。


当時はあまり意識してませんでしたが、以前から関西弁キャラって好きだったのですね。しっかりしたお姉さんキャラとか強気なキャラも好きで、関西弁特有のサバサバした感じとか世話焼き系もそこにリンクする事が多いですし、そこに凛とした早水リサさんの声もマッチして。
で、これもしょっちゅう言ってる事ですが私は青い髪とか青い服のキャラが好きになる傾向にありまして、それも含めて玲香さんは私にとってストライクだったわけです。
で、そうした部分が玲香さんの魅力ではあるのですが、そうした「しっかり者だけど少し残念系のお姉さん」というイメージは確かに玲香さんを表現しているんですが、玲香さんルートを進めていくと彼女がとてもメンタル的に弱い事がわかってきます。例えば無印の玲香さん、普段は自信たっぷりに見えるのですがプロテストには5回も落ちているほど本番に弱く、初恋の先輩からもらったグローブに精神的に依存していて、それを紛失する事で崩れていくわけです。ZEROの方では妹の香穂ちゃんへの想いから一歩踏み外すと泥沼になってしまうわけで。他のホスガと比べると他者への依存によって無意識下で精神の安定を保っているという感じがします。
でも、その弱さも玲香さんなのです。その挫折感や精神的弱さを内面に秘めて失敗を繰り返し、それでもポジティブに明るく生きていく。その両面があるからこそ玲香さんは魅力的なのだと思うのですよ。


ところで、無印ですと全ホスガのバッドエンドを見る事で解除される実績があるわけですが、ピュア紳士の中にはホスガのバッドエンドを見たくないという理由からそれを放棄している人も多いんです。無印の実績がコンプされてなくて970止まりの人はそうですね。その想いも理解はできるのですが、私はバッドエンドルート含めてのホスガの人生だと思ってますので。ハッピーエンドだけでは上記したような玲香さんの弱い部分や嫌な部分ってのは全部は見えてこない、そこをひっくるめて受け入れてこそ、それでもなお玲香さんはステキな女性だと思うのです。
その点をキャラ考察すると、例えば玲香さんの「彼女」と言われるほど仲良しのるい先生は包容力と母性があるわけですし。ZEROのビデオレターや両作の接客会話から感じられるアイリとかセッちゃんとか魅杏とかの、玲香さんから見て妹的なキャラへの愛着感ってのも、そうした玲香さんの弱さの裏返しなのだと感じられるのですよね。
まあ、玲香さんの魅力を語ったらキリが無いですので自重しますが。
最初は素面の時のしっかりリードしてくれる系お姉さんが、酔うとめっちゃ可愛い性格をさらけ出してくる。表情なんかもとろーんとしてきて、会話の反応なんかも乙女度アップ。その辺のギャップの可愛らしさですよね、基本的には。そんな特徴的な玲香さんらしさを好きになって、それでちょっとした日常で玲香さんの曲を口ずさんだりして、結論は玲香さんステキで可愛いって事でいいかな?
あ、ZERO発売時にとりさんの「箱○おいしいお」というブログの記事に私がコメント残してまして、2011年の2月17日分ですね。それを以下に引用しておきます。


『玲香だけで8周してる私がちょっと通りますよと。やっと2人目のノノノ進めてるけど、休みの時は玲香を指名。これ最強。しかし、これにハマると他のキャラがなかなか攻略できないという危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦めできない。』
当時からこんな事ほざいてますよ。自重しろw …ああ、でもこの頃は玲香さんにさん付けしてなかったんですなあ。何がきっかけだったか憶えてないですけど。


さて、玲香さんを語ってばかりでもあれですので、流れを変えますか。


最初に無印のドリクラが発売されてからそろそろ4年になろうとしてます。(ちなみに私のTwitter暦も1400日に達しようとしてますから、ほぼ直後に始めた事になるんですねえ)ZERO発売からも2年半。こちらはあまりプレイしてませんが、マージャンからももうすぐ1年半に。
Twitterのフォロワーさんや、箱○のフレンドさんなんかもやはり最初の頃はドリクラ勢から拡げていった感がありますし、オフ会なんかでもドリクラのクラスタと懇意にさせていただいてます。惜しむらくは伝説となった2011年のドリクラライブのチケットを取り逃した事ですね。こればっかりはホントに悔やんでます。
で、まあ、他機種への移植からオフィシャル発言などにも色々ありまして、クラスタの中にはドリクラから離れてしまった人もいるようで。私もいつまでも次の展開が具体化されないし、ぴゅあクロックが亜麻音だけで止まってしまってたり、そしてソシャゲ化と舞台化。こういう流れの中で、徐々に私も実際にドリクラを起動する事が久しく無くなってしまいましたし、玲香さんについてツイートする事はあっても、ドリクラはもう新しい展開は望めないのだと諦めてた部分もありました。ファンの気持ち的には続いていてもコンテンツとしては次第に終わっていく方向なんだなと。


ですから、舞台化と聞いた時も正直言って期待はしてませんでしたし、行く事は無いだろうなと思っていたんですね。TwitterのTL上でもフォロワーさんの何人かは舞台を観に行くってつぶやいてる、でも私は「どうせよくあるパターンの、形だけ借りた別物なんだろ」と思ってまして、ライブ2011の時とは違って中の声優さん本人が演じるわけでも無いですし、これは望んでる物とは違うと決めてかかってました。
特にやっぱり気になったのがオーディションから公演までが3ヶ月くらいですか、「学芸会レベルじゃないんだから」とツイートしたのを憶えてます。準備期間が短すぎてまともな仕上がりになるわけないと。オーディション合格者の写真とかが公開された時も一度サーッと見て、すぐに興味失って閉じたと思います。
ところがですね、チケット発売のタイミングでTLで少し話題になったのですよ。「誰か知ってる人行くのかなあ」みたいな話になってて。その中でフォロワーさんの一人がTwitter上で期待感を語っておられまして、それはキャストの方たちが交代で書いている稽古場ブログでの彼女たちのドリクラという作品への向き合い方とか、その辺に関してですね。それで興味が湧いて、実際に稽古場ブログを読ませていただいて、ちょっと私も考えを改めたと。
これは何度も繰り返し言ってる事なんですが、ドリクラのホスガってのはやっぱりゲームのあの彼女たちあってなのです。
特に玲香さんに関してはあの絵で早水リサさんの声の玲香さんなのですよ。そこに代替は無いと。4年間重ねてきた玲香さん像も彼女への想いもそんな簡単には揺るがない。でも、この時点では自分自身の気持ちも少し変化してきて、「批判するにしても、とにかく自分の目で実際に観てみたい」と思いました。
で、次の日にはスケジュールを確認して、他の用事などを考慮して、2日目の夜公演なら無理なく観に行けるなと判断しチケットを購入しました。
でね、実はこの時点では配役は発表されてなかったのですね。それなのにチケット購入時に出演者の中から誰か一人を指名しろとムチャ振り。こちらとしては玲香さん一択じゃないですか。誰が玲香さん役だかわからない。でも玲香さんを指名したい。仮に指名した人が玲香さん役じゃなかったら玲香さんに申し訳ない。悩みましたわ。
キャストの写真とプロフィールを確認。この時、関西出身の雨情華月さんに目が行きました。わざわざ関西人がいるのは決まりじゃないかと。そういう事でしょ?関西枠でのオーディション合格でしょ?って…でも、雨情さんが玲香さんってのはどうも違和感があったのですよ。いや、映画やドラマと違って演劇ってのはキャラそのもののビジュアルイメージとはズレてる場合があるので、ライブ感的にはネイティブ関西人はありなのかなとも思ったのですが。
でも、やっぱり違うと。そしてキャストをもう一度見直して、一番玲香さんっぽいのはこの人しかいないなと感じ、一か八かの賭けにはなりますが、その人を指名しました。彼女が玲香さんなら願ったりですが、もし違ってても全力で応援しようと決めて。そういう事をTwitterで発言したら指名したご本人からお返事もいただきました。
で、チケット購入から3週間くらいですか。配役が発表されまして。思った通り、その方が玲香さん役でした。
小板奈央美さん。ダンサーとしての活動もなさってる女優さんです。「小坂(こさか)」さんやないで、「小板(こいた)」さんやでー。



舞台ドリクラはおおまか何人かのキャラをメインに据えた4つのパートに分かれてのストーリー同時進行だったのですが、玲香さん自身はストーリー的には脇役でしかないものの、場の進行役というか、とにかくずっとしゃべりまくってて他のキャラをリードしていった感がありますね。
大阪弁に関してはやはりネイティブではないために不自然さは残りますし、早口気味だったり少し噛んだりもしてましたが、ハンパ無いセリフ量に感嘆。あのパートではセッちゃんと対となって舞台の空気を作っていた印象です。客席から舞台が近いためによくわかるのですが、表情がコロコロ変わって魅力的です。
正直言いますと私のイメージと舞台の彼女はズレてるのですが、スラーっとした長身体型でカッコよくて凛々しくて綺麗なんだけど、時々残念さも見え隠れする。セリフが無い時とか他のグループが進行してる時に舞台端で小芝居やってる時とかも常に玲香さんらしくて。ゲーム版にも通じる点ですが、セッちゃんとか理保の妹の真琴とかにちょっかい出す仕草がもう、可愛くてしかたなくていじらずにはいられないんだろうなとか、優しさとか暖かさとか、そういう諸々を感じるんですわ。歌も上手かったからダンスのキレも相まってステージでも輝いてました。
もちろんゲームの玲香さんとは違うよ。でも、小板さんの演じる玲香さんも私は全肯定します。もしまた舞台ドリクラが再公演とか第2幕とかが実現するなら、出来ればまた小板さんに玲香さんを演じてほしいと本気で思ってます。
それに小板さんは本業がダンサーなため、その経験を活かして、舞台での他キャストたちのダンスレッスンへのサポート面での貢献度が大きかったと知って、小板さんがいなかったら舞台ドリクラのここまでの完成度は無かったのかもしれないと思いましたね。
でね、キャストの中にはコスプレイヤーさんですとか声優さんですとか、所謂オタクカルチャー寄りの方もいて、そういう人がこの舞台をきっかけにドリクラを好きになってくれるって事は想像も付くじゃないですか。普段からゲームやアニメに接してる人たちなら。
でもダンサーの小板さんってイメージ的にはオタクカルチャー側ではなく、リア充カルチャー側って感じがするんですよ。だからこの仕事が終わったら私らとは接点の無い世界に帰っていくんだ感があったんですよね。所謂通過点でしかない。もし大メジャー化したら経歴から消して黒歴史になるような。でもしょうがないよな、そういう世界だし…と少し寂しく感じてました。
でもこのブログ記事を読ませていただいたら↓

「こいたチャン☆style 舞台ドリームクラブ 閉店致しました!」
「こいたチャン☆style 夏の思い出〜♫vol.2〜舞台ドリームクラブ〜」
「こいたチャン☆style ドリクラ女子会♡」


「こいたチャン☆style 好きな人ができました」
↑そしてこちらの記事も。記事の中では具体的に誰とは明記されていませんが、タイミング的にどう考えても舞台ドリクラのお仕事で、玲香さんに確定だと思うのですよね。(小板さんの旧ブログは閉鎖されていますので、リンク外させていただきました)
小板さんが玲香さんを好きになってくれて、ドリームクラブを好きになってくれて、本当にうれしいです。
公演が終わって数日経っても、Twitterで玲香botにレスして返ってきた反応に喜んでたり、ああもうっホント可愛いな小板さん。
今後、小板さんのお仕事を実際に観に行く事ってそうそう無いかもしれませんが、私自身の都合がつくなら生の小板さんのダンスや演技を間近で応援したいですし、ブログの方は楽しみに巡回させていただこうと思ってます。小板さんと出会えて良かったです。これからもこの世界の片隅から小板奈央美さんを応援したいと思います。


さて、小板さんと玲香さんへの感想ばかりで長くなってしまいましたが(これでも実はかなり削ってます)、ここからは舞台ドリクラについて少し書いておきたいと思います。
入場してしばらくすると舞台の2つのソファーにそれぞれホスガが座りまして、ゲームの接客会話を再現した寸劇が始まりました。私の席から遠い方のセリフはあまりよく聴こえない状況ではありましたが…実際、玲香さんとるい先生が登場した時に私の席はるい先生側でして。この時は玲香さんにもっと集中しなきゃ、でもるい先生の声に消されて玲香さんの声がよく聞き取れない、いやでもるい先生もステキだな、声もるい先生っぽいし、いやいや玲香さん撮影せな、ああああスマホだと全然上手く撮れないいいいい!…失礼しました。


話を戻しまして、その接客パートで最初に私たちの方に現れたのが亜麻音だったのです。ここで衝撃を食らいまして。亜麻音のしゃべり方ですとか挙動がもう本当にゲームの本物とダブって見えたのですよ。声すら小清水さんの亜麻音そっくりに錯覚したくらい。でもカーテンコールの挨拶で亜麻音役の中園彩香さんが素の声を発した時は全然違うんですよ。ああ、ここまで意識してキャラ作りをしてるんだと。開幕のダンスで一人だけ違うダンスをしなければならない難易度もこなしてますし、メインストーリーの一つはこの中園さんの亜麻音が作って、それで舞台ドリクラの空気を作っていったんだと感じましたね。
キャラの再現度という点ではセッちゃん役の姫野翼さんもスゴかった。こちらもシルエットから小芝居からセッちゃんにしか見えないんだ。
シルエットで言うなら魔璃役の和地つかささんもホントにマリリンっぽかったですし、理保役の井澤美香子さんもそう。二人ともボディラインがまんまゲームから出て来たみたいに見えたですよ。理保なんかあのトローンとしてはにゃはにゃしたしゃべり方が後藤さんっぽい声に聴こえたし。声ならるい先生の雨情さんだってほんとにるい先生っぽかった。るい先生役の雨情さんはコスプレイヤーとの事もあってか、衣装チェンジが多くて華やかでしたね。
パートで言えば遙華お嬢と魅杏のペアが一番見惚れて、遙華役の青木志貴さんの明らかに他のホスガとは違うんだ的な空気感とか、魅杏役の柳瀬晴日さんの中には魅杏が降臨していたと思いましたね。ホントにこの魅杏ちゃんは可愛い。
それからナオ役の青木満理子さん。この方も舞台演劇出身との事ですが、とにかくこの舞台ドリクラの中で一番舞台栄えしてたと思います。演技の一つ一つが輝いてた。男の子っぽい演技はもちろん、ステージで「Pure色100萬$☆」歌ってた時のお尻ふりふりとか可愛い。ホントにナオだよ。ノノノとからんだ時の動揺する演技とかね。会場でのアンケートにも書きましたけど、小板さんの玲香さん以外で舞台ドリクラの中で一番好きだったのが青木さんのナオでした。
みお役の黒須みらいさん、はんなり感が出てましたね。上演中の展開で客席の方に退避してた時があったのですが、その時に私のすぐそば…私のフォロワーさんの隣の席に来てまして、小さな声でアドリブ芝居を続けてたんですよ。これを近くで体験できたのは貴重でしたね。
アイリ役の澤村佳奈。さん、アイリはストーリー的には中心の一人ですが出番自体は少なめだったんです。でも、そんな中でも細かいアイリらしさを感じさせる芝居は印象強かったです。
ノノノ役の小花さんもすごい可愛かった。アレな言動との相乗効果で見てて楽しかったですね。
あすか役の小新井涼さん。とにかくスタイルが良かったのと健康的なお色気で目立ってましたね。声も素晴らしかったですし、あとちょっとしたポーズとかが本当に運動系の動きをしてるんですよね。ストーリーの中心になってましたが、あすか自身の境遇に関して舞台上でははっきり言ってないためにちょっと消化不良的なのは残念だったかも。
ユウ役の卯野春香さんとエル役の沖田亜依さん。現役の高校生。ゲームではあくまでモブでしか無いため設定的に白紙状態なので、この舞台でも魔璃の配下的な役割。その辺の掘り下げが欲しかったところですけど、流石にこれだけのキャラがいますから割を食ってしまった感じ。ちょっと残念ですね。でも二人とも他のキャストに負けてなかったと思います。
真琴役の安田友加さん。この子も可愛かった。理保や他のキャラの掛け合いとか完全に馴染んでましたね。表情なんかも生き生きとしていて華があるなあと思いました。
そして受付さん役の関口未佐子さん。かっこ良かった。ほうきとチリ取り持ってる時もキリッとしてて。設定上は裏方なんですがホスガたちと同じくらい存在感がありました。ストーリー上でも実際に重要でしたしね。


キャストさんによってコメントの量に差が出てしまったのは申し訳ないですが、皆さん素敵でした。私は玲香さんファンですので小板さんに関しては語れと言われれば語りますが、他のキャストについてはそのキャラのファンの方が思いっきり語ってくださいな。お任せします。
とにかく誰もがもう、ちょっとした仕草から大きな演技、しゃべり方から場合によっては声の感じまでとことん元のゲームキャラを研究されて、それを再現しているってのが感じられまして。Twitterで観劇された人たちのツイートを追ってみますと、とにかく「再現度が高い」って感想が目立ったほどでしたよね。
上で「オーディションから公演までの準備期間が短いから不安」ってのを書きましたが、それでここまで完成度を高めてくるってのは並大抵じゃないですよ。演出指導側もキャストも本当に本気だったわけです。
もちろんイメージと違うって意見はそれでもあるでしょうが、現時点でこれ以上の物は実現しないでしょうし、例えばゲームオリジナルの声優さんを集められて演劇化したとしても、声は本物かもしれない、でも舞台ドリクラとして比較した場合、今回のレベルを超えられる質を出せるのかって考えると…難しいんじゃないですかね?考えられる最高の舞台がここにあったんだと思いますよ。
キャストだけでなく、脚本の方もですねゲームの方をしっかり吟味しないと出て来ないであろうネタがアチコチに仕込まれてましたし、特に亜麻音パートと遙華&魅杏パートの対比とかも見事でしたし、受付さんが亜麻音に「籠鳥」の楽譜を渡して自身の考えを伝える場面、そしてホスガ全員が一体となって最後のステージにつなげる展開。
とにかく感動しまして、公演が終わった後もゾクゾクしてくる感じに余韻が身体に残ってましたね。何で千秋楽にも行ける様に予定を空けておかなかったんだと悔やみました。
で、またまたTwitterでも言った事ですけど。ここまで素晴らしい作品を作り上げて、でも全6回の公演で延べにして1000人くらいしか体験してないんですよ。これ、すごくもったいないと思います。公演のDVDを観客限定で予約してましたけど、受注形式でいいから一般販売してほしいなと思います。広くドリクラファンに見てほしいですよ。そこで評価が高ければ実際に次の展開につながるかもしれませんし。
素晴らしい体験をさせていただきました。舞台ドリクラの全スタッフ&キャストの方々、どうもありがとうございました。この思い出を胸に、またいつかを楽しみにしています。


さて、ゲームのドリクラからはしばらく離れていたのですが、舞台公演日の少し前から無印をプレイ、玲香さんのハッピーエンドをこなした後、今はZEROの方でいろいろと楽しんでます。接客会話の小さな事とか結構忘れてる事も多くて、今でも新鮮な発見があったりしますね。こうしてまたドリクラ熱が沸き上がってきたのも舞台のおかげです。
その代わり、他の積みゲーが全然消化できてないんですけどね(汗
それとAndroidアプリの方で「ドリームクラブ ホストガールズコレクション」をちまちまとプレイしてますが、こちらは正直言ってあまり面白くないですね。改善の要望は送ってる人も多いみたいなので仕様更新してくれるといいのですが…


で、最後にちょっとだけ。ゲームのドリクラに関しては初期からのプレイヤーさんは憶えてると思いますが、他機種に移植された時って色々とネットでも荒れましたし、その辺りの状況をきっかけに離れてしまった人もいたのですね。でも今回の舞台を応援した観客の中に箱○以外のPSPですとかPS3でファンになった人も多いでしょうし、キャストの方で実際にドリクラをプレイして好きになったって言ってくれてる人もいますけど、やっぱりそれはPS側の機種だったりすると思うのです。そこでドリクラを楽しんでる事に箱○もPSも無いよなあと実感してます。ゲーム業界も大人の世界ですから色んな事情もあるでしょう。それでも舞台ドリクラの公演に於いてみんなの一体感はギュンギュン感じましたし、そこに大人のごにょごにょはいらないですよ。みんな同じピュア紳士&淑女だよね。それでいいじゃん。そう思う今日この頃です。


それにつけても玲香さん天使。


長々とした駄文、読んでいただいてありがとうございました。