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「東京俳優市場2014冬」

舞台

11月21日に築地本願寺内にあるブディストホールでの公演を観てきました。
劇団ドリームクラブのエル役でおなじみ沖田亜依ちゃんの出演する舞台です。45分間の短い作品の2本立て、どちらもダブルキャストで期待の若手役者がたくさん出演している公演でした。
沖田ちゃんは第1話「Human Android〜大切な人を忘れる勇気をください〜」のBキャスト、アンドロイドのヤシロっち役。
物語はアンドロイドが普及して、それに伴って色々な問題が奔出している時代。
大学の教授が死別した恋人そっくりのアンドロイドを創造してしまうが、それはあくまで模倣した作り物であって、本人の代わりにはならないよというお話。過去の大切な「記憶」に縛られて生きていくより、大事なのはこれからだよ、とそういう感じのお話ですね。
アンドロイドを題材にした物語にはよくある設定。フランケンシュタインテーマの一翼とも言えます。はっきり言って私の大好物のテーマなので、かなりのめり込んで観てました。
沖田ちゃんの演じるヤシロっちはアンドロイドなのでもちろん感情は無いのですが、思考(正確には計算ですか)している時にわずかながら感情らしき物が見え隠れする演技をされてましたね。逆に感情を完全に抑えたまま他のキャラに詰め寄る場面などは少しホラー的な印象も受けました。
声も普通にしてても可愛らしいよく通る声なのですが、今回はそれを人工ボイス的に誇張して、よりアニメらしい可愛い声になってました。目も大きくて、動きもちょこまかしてて。時々、表情に感情を出せない分、演技も難しいと思います。動作が止まっている時には動かないでジッと固まってる場面もありましたし。沖田ちゃん自身もアイリを少し参考にしたと言っていましたが、確かによい感じに役作りされているなと感じましたね。

終演後に沖田ちゃんとちょっとお話をさせていただき、メッセージカードとサインをいただきました。
沖田ちゃんも卯野ちゃんと同様、今が色んな物を吸収してグングンと成長している時期だと思います。まだまだ伸び代も多くあると思いますので今後も期待したいですね。


第2話「サマンサ田端〜エピソード:dear my sister〜」
こちらは重い病気を患っている少女と、その友人、姉とその恋人、医者と看護師、イベント会場の警備スタッフという登場人物で織りなされる物語。サマンサ田端というロックバンドのライブ会場でみんなで最高の思い出を作ろうという展開になります。
第1話の方がかなりシリアス度の高い作品だったのに対して、こちらはコミカルな方に針を振った作風。でもちゃんと泣き所はしっかりと描かれていて、観た後には気持ち良さの残るあたたかい作品でした。
こちらでは特に看護師役の勝森まことさんが個人的にステキだなーと思いました。