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『舞台 サイレントメビウス』

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サイレントメビウス』が舞台化されました。3月29日〜4月2日の5日間、全9公演。場所は新宿のシアターサンモール。

告知された時から悩みに悩んだ末、チケット一般販売されてすぐ購入、観てきました。

原作もアニメも私が20代の頃だったと思います。当時はかなりの人気で、ストーリーはそんなに優れているとは思わないのですが世界観の雰囲気やキャラクターが好きで、私もそれなりにハマってた作品でした。

好きな作品ですので、舞台化の告知を見た時にはやっぱり不安でした。キャストさんもアイドルだらけじゃないですか。で、総合演出の松田壱岱氏も正直あまり好きではないし、プロデューサーの小林諸生氏も『ホス探』で名前おぼえてましたので、これは地雷かな?…と。でも、脚本・演出として名前が挙がってる細川博司氏、中園彩香さんの出演した時に何回か観に行ったバンタムクラスステージの代表の方なので、それなら大丈夫かなと。それでチケット購入を決めました。4月1日ソワレ、指定S席、前から3列目一番下手側。

 


サイレントメビウス オープニング映像

 

トーリーとしては物語の導入部を少し改変という感じですね。ルシファーホークの暗躍、磯崎とラムの加入、香津美がグロスポリナーを手にし、一度は捕らえたガノッサに逃げられると。続けようと思えば続編公演も作れる構成。

 

舞台セットは一見シンプルですが中央の壁が開いて中から可動式の舞台がスライドしてきます。これは主にセカンドAMP(所謂オペレーター)のデスクとして使われる事が多かったです。

それと、最近よく使われるプロジェクションマッピング。これで降雨を表現したり、大きな月がぽっかりと空に浮かんでいたり、あるいは電脳世界の視覚化や宙に描き出される魔法陣など効果的に使われていました。あとは殺陣の時に剣から発せられる斬撃のエネルギー波の効果にも使われてましたが、こちらはちょっとチャチっぽく見えました。あとは変化したルシファーホークの姿とかですね。

それと照明の演出も結構良くて、赤いスポットライトを点滅回転させて表現したパトライトとか、雰囲気出てました。

 

衣装や小道具の類もすごくこだわってるのが感じられて、なかなかここまで作り込んでる2.5次元舞台もそうそう無いんじゃないかと。パンフとか眺めてると惚れ惚れしますね。

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キャストのみなさんはとても良かったです。アイドル系だからとなめてかかってました。

香津美役の元AKB岩田華怜さんはメインキャストの中で少し落ちるかなとも感じましたが、以前に観た他の舞台に出ていた某アイドル系キャストさんに比べれば全く気にならないレベルでしっかり舞台女優されてました。

キャラクターとして一番好きなキディ役の飛鳥凛さん。ちょっとウィッグの再現度が残念だったのと、もう少しガッチリとした体型が欲しかったのを除けば素晴らしい。ビアスとの格闘殺陣、かなり身体が動いてました。脚も高くシュッと上がってキレがある。そして何より綺麗。

綺麗と言えばレビア役の鈴木咲さん。この人も演技的に心配してたのですが杞憂でした。立ち居振る舞いからセリフの抑揚まで本当にレビアっぽかった。流石に名前は知ってましたが自分とは全く関係ない世界のタレントさんだと思ってたのですが、このレビア役を観てちょっとファンになってしまったほど。

ラム役の関谷真由さん。一番アクション的にガンガン動いてて、そして可愛かったですね。

那魅役の八坂沙織さん、由貴役の有澤睦生さん、磯崎役の船岡咲さん、ラリー課長役の鳳恵弥さん。みんな本当に原作から抜け出てきたような再現度を感じました。

それと、メインキャスト以外だと敵のモーバ役の霜月紫さん。この方、とても存在感があって華があって、殺陣での動きも素晴らしくて発声もゾクゾクするほどでした。

 

演出の細川氏、とにかく原作再現という部分に気を使ってたと思います。だから細川氏らしさが色濃く出てるのはメインキャラよりもその周辺。セカンドAMPの女の子たちや刑事や機甲特機部隊ら一般キャラの何気ない会話だったんじゃないかなと思いました。

殺陣の場面もかなり多かった印象ですね。ここなんかは松田氏の好みなのかなとも感じましたが。

香津美やキディの殺陣が映えたのも、相手となるモーバやビアスのキャストさんがしっかりと堅実にこなしていたからでもあるんでしょうね。それにアンサンブルのみなさんも。

OPのダンスも振付担当はエリザベス・マリーさんで、それぞれのキャラのイメージもしっかりと出ていたと思います。

 

というわけで、予想以上に満足度の高い舞台でした。

この舞台を観た感覚。例えるなら舞台ドリクラ初演を観た時の印象に近いんですよ。演出もキャストさんも本気で取り組んでるのがわかります。原作への愛もしっかりと感じました。

2.5次元舞台って言っちゃ悪いけど最近は「下手な鉄砲」になってるじゃないですか。

もちろんクオリティの高いのもあるにはあるんだろうけど、粗製乱造のイメージ。

だから、この舞台もね、アイドル系キャストだという事もあるし、ちょっと前に不評だらけで終わった「なんちゃら島戦記」みたいな出来になるんじゃないかと不安だったんですよ。いや、本当にごめんなさいでした。素晴らしかった。

当日は予算もそれほど用意してなかったので先行予約はしませんでしたが、DVDが一般販売されたらぜひ購入しようと思ってます。

同じキャストさんを揃えるのは難しいかもしれませんが、続編公演が実現したらまた観に行きたいですね。

 

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物販はかなり賑やかな事になってました。缶バッジのガチャとかもあったし。

ブロマイドは各キャラ4枚1セット1000円のが3〜4種類ずつだったかな?キリが無いのでキディ、レビア、由貴、那魅を1セットずつ。それとパンフを買うに止めました。

あと、S席指定扱いしたキャストさんの大判ブロマイドとメッセージカードをもらえました。私は巫由伽役で特別出演した声優の松井菜桜子さん(アニメ版では香津美役でした)を。

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あと、物販で6000円を超えたので握手券2枚ゲット。飛鳥凛さんも鈴木咲さんも可愛かった。

握手会の進行をプロデューサーが務めていたのですが、『ホス探』の時より時間短く10秒くらいでハガシ介入がありましたね。やっぱりアイドル系キャストさん多いからか。それでもAKB界隈とかで話題になるほどのシビアさはなかったので粘ってる人は粘ってましたが。まあ、私は推し相手というわけでもないのでさっさと退散。