「イングロリアス・バスターズ」


DVDが届いたので観賞。劇場公開時のレビューはこの日の日記をご覧下さい。
今回は吹替版にして観たのですが、吹替えられていたのは英語の部分だけでしたね。フランス語、ドイツ語、イタリア語の部分に関しては字幕のままでした。元々その演出に意味のある作品ですから当然と言えば当然なのですが、そのため実際に吹替えられている場面の方が少ないし、メインでも吹替えられていないキャラが何人もいるという結果に。
改めて観賞すると、やっぱり会話劇での緊張感は秀逸ですね。この点はタランティーノの作品には必ず含まれている要素だと思うのですが。
映像特典。劇中劇の『国家の誇り』の完全版。これは短いながら見応えがありましたね。作品の中では断片的にしか映っていないので、通した流れが良く判りましたし。銃撃戦の真っ只中にベビーカーを押してくるのは流石に無理があると思いましたが。
未公開シーンでは、カフェでのゲッペルスが良かったですね。ショシャナの映画館に自分の作品が無いと知った時の表情の変化が良いです。
好き嫌いの別れる作風ですし、2時間半超えの長尺なので誰にでもオススメできる作品ではないのですけど。