「ハートキャッチプリキュア!」


朝一の新宿バルト9、観てきました『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』を。
えー、『プリキュア』の映画を観に行くのは初です。って言うか、TVでかかさず『プリキュア』を視聴し続けているのも今作が初なんですけどね。
平日の朝一という事で、他の観客は幼女連れの父親もしくは母親が2組。それと私と同じ成人男子が1人。


物語は唐突にパリ。えりかの母がショーを開催、モデルとして桃姉と共にプリキュアの4人も参加する事になったため、パリに来ていたのだった。
そんな中、仲間とはぐれてしまったつぼみは、頭上から降ってきた少年と出会う。傷だらけの彼をほっとけないつぼみ。襲いかかってきたのは大量のコウモリ型スナッキーだった。そして現われる謎の男、サラマンダー男爵。彼は少年をデザトリアン化する…。


正直、とても面白かったです。冒頭、パリに来た経緯を少し丁寧に描いてほしかった気もしますが、そこは尺の都合でカットされたんでしょうかね。
プリキュアたちのキャラ描写もブレが無く、各キャラにそれなりの時間を割いているのも好印象。まあ全体的にゲストキャラの比重が大きいとも思いますが、それは「心」をテーマにしている以上、TV版と同じで重要な部分ですし。
ゲストキャラ、サラマンダー男爵と少年オリヴィエも、声優さんの実力にも引っ張られていると思いますが、とても魅力的に描けていたと思います。観る前に想像していた以上に存在感ありましたよ。
パリの街並みの描写も素晴らしかった。『プリキュア』としては初めて実在の街を舞台にしただけあって、気合いを感じましたね。私はここ最近パリを舞台にした映画を何本も観ているのですが、今回の背景美術には感動しました。
サブタイトルにある「ファッションショー」がエンディングでおまけ的な扱いだったのは残念でしたが。しかも観客がいる中でプリキュアにもなってしまうという設定無視感はね…。


あ、大画面で観る「プリキュア石破天驚拳! ヒートエンドっ!」は迫力あって笑いそうになった。
とにかく、『ハートキャッチプリキュア!』ファンなら観て損は無し。
悔しいのはパンフが完売してた事ですね。ヤフオクで落とすかな。


余談だけど、『96時間』を観てるからパリには危険なイメージが。つぼみなんかが1人で歩いていてよく何もされなかったなと…。