山下聖良 - 不完全Wikipedia的なまとめ

はじめに

この記事は山下聖良ちゃんの芸能活動を中心に記録していく事を目的とした記事です。

以前にある人から聖良ちゃんのWikipediaを作る事を薦められたのですが、私の管理が行き届かなくなり「更新がされなくなり放置される可能性がある事」「誰でも追加記述可能とすると主観や誤った記述、中傷、荒らしなどが発生する可能性がある事」などを理由にそのWikipediaに責任を持つ自信がないため今までは手をつけないでいました。

しかし、一ファンの側からすれば活動記録は必要だと思いますし、聖良ちゃん本人のブログが残っていない事もあって、過去の活動詳細がどんどん探しにくくなっています。 

そこで、私の主観を極力排し、私以外が追加記述不可能で、問題が生じればいつでも削除できるという事で、このブログ内で記事として更新してみる事にしました。

(聖良ちゃんならいずれは誰かが普通にWikipediaを作るレベルの女優さんになると私は信じて、期待もしていますけど。その時に少しでも役立てる記録を残せればとも思います。)

 

 

なお、あくまで芸能活動の記録を目的としていますので、本人がツイッターなどで公表してない仕事、あるいはプライベートに関する事は記述しません。(郷人とリアルヴォイスはプライベートに属する事柄なのかもしれませんが、ツイッターで公に告知されていた事もあって特例とします。)

 

 

 

山下 聖良(やました せいら、1993年7月16日-)は、日本の女優。劇団ひまわり 青年部所属。(2014年春まではライラックプロモーションに所属、その後フリー期間を経て劇団ひまわりに)福島県出身。身長164cm。血液型はO型。

2014年〜2015年は「藍乃(あいの) 聖良」名義で活動、劇団ひまわりに所属するにあたり本名の「山下」名義に戻した。(2014年1月28日のツイートに「藍乃 聖良」に改名したとの言及がある。おそらく同日に更新したブログでの発表が最初かと思われる。なお「藍乃」から「山下」に再び戻ったのは2015年3月31日から)

劇団ドリームクラブに2代目アイリ役として所属していた。劇ドリ公式発表としては2014年6月30日に2期メンバーとして参加、翌2015年4月30日に卒業。(ただし実際の出演はライブ2回、ディナーショー、ニコ生配信2回のみで2014年内に限られる。これは2015年から劇団ひまわり所属になった事の影響と思われる。また2014年9月の劇ドリTGSイベントは舞台『MOTHER』と日程が被ってしまったために欠席。)

福島県会津よさこいチーム「郷人(ごうじん)」に所属していた。

 

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出演作品

舞台

2012年

・ニコミュ第3回アトリエ公演『女の平和』(池袋・シアターKASSAI、6月6日〜10日)コリントスの女 役-Wキャスト、ペロポネソス組4公演にのみ出演。

現代制作舎・人間座提携公演『信太妻異聞 恋や恋』(銀座みゆき館劇場、12月12日〜16日、全7公演)鈴虫 役。

2013年

・トウキョウ演劇倶楽部 プロデュース公演Vol.1『Live in toRAIN No.A-h』(新宿シアターモリエール、2月9日~17日)ミク 役-Wキャスト、チームSubway回7公演にのみ出演。

・トウキョウ演劇倶楽部 プロデュース公演Vol.2『Moonlight Rambler~月夜の散歩人~』(六本木・俳優座劇場、7月19日~22日、全6公演)(品川・きゅりあん小ホール、8月8日~11日、全7公演)アヤ 役。

・J-Theater 日本人作家シリーズ 『コレクション・リーディングシアター』(下北沢シアター711、10月21日〜23日)役名未確認、 『宮沢賢治狂詩曲 〜春と修羅によるリーディング劇〜』回4公演にのみ出演。

2014年

・トウキョウ演劇倶楽部 プロデュース公演Vol.4 朗読劇『二人のロミオと、二人のジュリエット』(ザ☆キッチンNAKANO、1月17日〜19日、全6公演)キャピュレット夫人 役。

・FREE(S) プロデュース公演 STAGE×12 vol.10『ダル・セーニョ』(赤坂GENKI劇場、2月19日〜22日、全5公演)梓 役。

・ソラリネ。番外公演Vol.4『しゃっふる』(ギャラリー・ルデコ5、4月22日〜27日)タカバヤシ リカ&マリカ 二役、くらぶ回7公演にのみ出演。

・ソラリネ。番外公演Vol.5『しゃっふる』(ギャラリー・ルデコ5、5月20日〜25日)ココロ 役、だいや回7公演にのみ出演。

Air studioプロデュース『君死にたまふことなかれ』(AQUA studio、6月17日〜22日)雨宮しをり 役-トリプルキャスト、A班5公演にのみ出演。

Air studioプロデュース『MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜』(小平市ルネこだいら 大ホール、8月9日、全1公演)森要子 役。

・めのん! VS. 体にやさしいパンク公演『最高の夏にしようねノイローゼ』(Reading Cafe ピカイチ、8月25日〜31日)『神様』3公演、せいら 役に出演。『夢で逢えた(ら)』3公演、松井玲奈 役 に出演。物販で販売されたメイキングDVDに出演。

Air studioプロデュース『MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜』(新国立劇場 小劇場、9月19日〜21日、全6公演)森要子 役。

・『赤星昇一郎×藍乃聖良 朗読イベント』(Reading Cafe ピカイチ、10月8日)『夢で逢えた(ら)』松井玲奈 役、『歳をとった鰐のはなし』若いワニ、東北弁のタコ 役。

・『笹口騒音VSめのん おんがくVS演劇 笹ガールズVS澁谷桂一と女子のみんな!』(三鷹おんがくのじかん、10月26日)『夢で逢えた(ら)』松井玲奈 役 に出演。物販で手焼きCD『愛の say laaaaaa 〜ママレードっぽいCD〜』販売。

Air studioプロデュース『MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜』(鎌倉文化会館 大ホール、11月11日)森要子 役。(学校の演劇鑑賞のためのクローズド公演)

・ソラリネのユメ Vol.7『ふるこーす』(自由が丘ギャラリーサイズ、12月17日〜23日)ハシラタニ ミチル 役、ふぉーく回6公演にのみ出演。

2015年

劇団ひまわり・ブルーシャトル プロデュース ミュージカル『雪の女王ーあなたに伝えたいー』東京公演(あうるすぽっと、9月21日〜27日)カレン 役-トリプルキャスト、B班3公演にのみ出演。物販でブロマイド販売。

2016年

・劇団空間演人 プロデュース『蜘蛛の巣〜SPIDER'S WEB〜』(Air studio、2月18日〜22日)クラリサ・ヘイルシャム=ブラウン 役-トリプルキャスト、A班5公演にのみ出演。

・劇団空間演人 プロデュース『Juliet』(Air studio、4月27日〜5月2日)村井恵美 役-トリプルキャスト、A班5公演にのみ出演。

劇団ひまわり『ユニット・ボーカルフェスティバル Vol.3 2016 Summer』(シアター代官山、5月27日〜29日、全4公演)平山沙絵さんとの2人ユニット「ロマンスクール」での出演。『セーラームーン月野うさぎ 役。物販でブロマイド販売。

・ミュージカル『ホス探へようこそ〜ザ・ファースト〜』(横浜O-SITE、6月22日〜26日、全8公演)ユキ 役、アフターイベント(握手会、歌謡ショーなど)に出演。物販でブロマイド、トレーディングカード販売。

・ミュージカル『ホス探へようこそ〜ザ・セカンド/アンチ・アレス〜』(横浜O-SITE、8月24日〜28日、全8公演)平口美奈子&ステッキを持ったゴス娘 役、アフターイベント(握手会、トーク&ソングショーなど)に出演。物販でブロマイド、トレーディングカード販売。

 

Air studioプロデュース『GO,JET!GO!GO!vol.7 ~そんなヒロシに騙されて~』(AQUA studio、10月21日〜30日)夏代 役-クアドラブルキャスト、A班7公演にのみ出演。物販でランダムチェキ販売。

2017年

・『ライブミュージカル「プリパラ」み〜んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017』(Zeppブルーシアター六本木、1月26日〜29日)アイドルダンサーズ メンバー役(オレンジ色の衣装の少女)。

シアターカンパニーSmash 音楽劇『御手洗さん』(シアター代官山、4月6日〜9日、全8公演)A班 目の見えぬ妾 役-Wキャスト 、AB班 アンサンブル 出演。物販でブロマイド販売。

Air studioプロデュース『GO,JET!GO!GO! PARADISE LIVE 3』(AQUA studio、8月10日〜20日)A班 桜 役 8公演、および12日夜のイベント回に出演。ソロで2曲、原田知世天国にいちばん近い島』、斉藤由貴『MAY』を歌う。

アフターイベント(全体写真撮影、トーク)に出演。物販でサイン入り台本、ランダムチェキ販売。

・ラ・セッテ×イヌッコロコラボ公演『まわれ!無敵のマーダーケース』(新宿サンモールスタジオ、10月12日〜22日)安藤さとみ 役-Wキャスト、チームPの9公演にのみ出演。18日、20日のアフタートークイベントに出演。

2018年 

Flying Trip Vol.13『ウソトリドリ』(あうるすぽっと、3月14日〜18日、全8公演)前島葵 役。16日マチネのアフタートークイベントに出演、17日ソワレのカーテンコール時のキャスト日替わりあいさつ担当。

・「ざ☆くりもん」第二十三回本公演『火消哀歌』(シアターグリーン BIG TREE THEATER、8月15日〜21日、全11公演)お文 役。19日マチネのカーテンコール時のキャスト日替わりあいさつ担当。物販でブロマイド、ランダムブロマイド販売。

シアター代官山プロデュースロミオとジュリエット』(シアター代官山、9月17日〜24日)A班 ジュリエット 役-トリプルキャスト 3公演、CD班 モンタギュー夫人 役-トリプルキャスト 5公演に出演。

 

ライブ

2013年

・『TARGET vol.7』(新宿 Live Freak、4月16日)出演、詳細未確認

・『TARGET vol.8』(新宿 Live Freak、5月30日)出演、詳細未確認

・『TARGET vol.9』(新宿 Live Freak、6月20日)出演、MCも担当、詳細未確認

・『TARGET vol.13』(新宿 Live Freak、10月29日)出演、詳細未確認

・『チャンピオンにバナナthe忘年会』(新宿 Live Freak、12月16日)出演、詳細未確認

2014年

・『LILAC Promotion Presents』(新宿 Live Freak、1月20日)出演、MCも担当、詳細未確認

・『LILAC Promotion Presents』(新宿 Live Freak、3月12日)出演、MCも担当、本人作詞のオリジナルソング披露、詳細未確認

・『劇団ドリームクラブ ホストガール ライブオンステージ Vol.3』(渋谷DESEO、7月26日、全2公演)アイリ 役 接客(昼の部のみ)、『コイヲシテイマス』『Pure色100萬$☆』『恋・KOI☆week end!』、チェキ撮影会

・『劇団ドリームクラブ ホストガール ライブオンステージ Vol.4』(渋谷DESEO、11月28日、全2公演)アイリ 役 接客(夜の部のみ)、『Time Traveler』『コイヲシテイマス』『Pure色100萬$☆』『恋・KOI☆week end!』、チェキ撮影会

・『劇団ドリームクラブ―ディナーショー2014』(東京メインダイニング、12月29日)アイリ 役 『恋・KOI☆week end!』『Time Traveler』『Pure色100萬$☆』、クロスマージ撮影会、チェキ撮影会

2015年

・リアルヴォイス presents『2015年 ひつじだよ、全員集合!歌初め。』(仙川劇場、1月25日)『塔の上のラプンツェル』の『輝く未来』と『リトル・マーメイド』の『Part of Your World』の2曲を歌う。ボーカル教室リアルヴォイスの生徒発表会イベント

2016年

劇団ひまわり『ユニット・ボーカルフェスティバル Vol.4 2016 Autumn』(シアター代官山、11月18日〜20日、全4公演中3公演に出演)平岩英怜奈さん、二階堂姫瑠さんとのユニット「SHES」での出演。ジャクソン5『I want you back』、『ジャングル・ブック』の『君のようになりたい (I Wan'na Be Like You)』を歌う。

 

ネット配信

2012年

・舞台『女の平和』稽古場よりニコ生配信(5月30日)出演

2014年

・劇団ドリームクラブ ニコ生店第3回(11月14日)出演

・劇団ドリームクラブ ニコ生店第4回(11月21日)出演

2016年

・FMラジオ番組「SADAとLIGHTのParty School」収録日、ツイキャスshow roomでの生配信(12月2日)出演。FMでの放送日は2017年1月14日

・桜羽萌子さんの「クリスマスイブパーリィ」、show roomでの生配信(12月24日)出演

2017年

『GO,JET!GO!GO! PARADISE LIVE 3』初日打ち上げ宣伝配信、LINE LIVEでの生配信(8月10日)出演

各種イベント

2013年

・『アキバでコアレア!』(秋葉原 SIXTEEN 3F、11月18日)ゲスト出演、ニコ生公開生放送イベント

2015年

・『常陸国YOSAKOI祭り』(5月17日)郷人メンバーとしての出演

・『第24回YOSAKOIソーラン祭り』(札幌市、6月10日〜14日)郷人メンバーとしての出演

2017年

・『DANCE CONNECTION 2017 守破離』(シアター代官山、12月21日〜24日、全7公演)にチームDANCE LARGO所属、8演目中、1曲目『Working song』、2曲目『The first steps』、6曲目『Red plogue』、8曲目『Rise』に出演。

TV出演

2015年

・『シャキーン!』(NHK Eテレ、5月27日)

・『シャキーン!』(NHK Eテレ、7月30日)

2016年

・『わたしを離さないで』第4話(TBS、2月5日)

・『わたしを離さないで』第6話(TBS、2月19日)

・『震災から5年・明日へコンサート』(NHK総合會津風雅堂からの生中継、3月12日)郷人メンバーとしての出演

・『とと姉ちゃん』(NHK総合、6月4日)

・『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』第9話「経堂」(TV東京、12月9日)ボーリング場の女性客 役

2017年

・『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK総合、3月2日)「宇宙人総理」「ムロ待ち」に出演

・『A LIFE〜愛しき人〜』第8話(TBS、3月5日)看護士 役

・『孤独のグルメ Season6』第6話(TV東京、5月12日)メロンパン屋女性客2 役

・『過保護のカホコ』第1話(日本テレビ、7月12日)ファミレス店員 役

2018年

・『西郷どん』(NHK総合)第10話(3月11日)〜 東雲 役

・『半分、青い。』(NHK総合)第8話(4月10日)お手伝いさん? 役 

・『透明なゆりかご』(NHK総合)第3話(8月3日)看護師 役

ラジオ出演

2017年

・FMラジオ番組『SADAとLIGHTのParty School』(1月14日)出演

映画出演

2017年

・ロマンポルノREBOOT 『アンチポルノ』(日活、1月28日公開)出演

・『美しい星』(ギャガ、5月26日公開)出演

DVD、Blu-ray(一般流通タイトルのみ。劇場物販及び通販限定などは除外)

2017年

・『ライブミュージカル「プリパラ」み〜んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017』(5月12日発売 エイベックス・ピクチャーズ)DVD版

・ロマンポルノREBOOT 『アンチポルノ』(9月2日発売 Happinet)Blu-ray版、DVD版、Blu-ray『ロマンポルノREBOOT・コンプリートBOX』収録

・『美しい星』(12月6日発売 ギャガ)Blu-ray豪華版、DVD豪華版、DVD通常版

その他

2012年

・『ガジェット女子』モデル(8月3日掲載分)

2014年

・『SWEETS SELECTION』モデル(4月20日掲載分)

・『フルーティー』街角スナップ モデル(10月3日掲載分)

・舞台『空色のサンダルを履いた、あの子に会いにゆこう』告知動画 出演(11月)

2015年

・ファッションショー モデル(富山県内ショッピングモール?内でのイベント、7月18日)、詳細未確認

2016年

・某菓子メーカー公式サイト内企画『特別動画』声の出演、出演非公開(動画が削除済み、閲覧不可能となっているので詳細を伏せて記載します)

・『みんなで取り組むかつしかルール』動画 出演(4月4日公開)

劇団ひまわり広報誌『Here Comes the Sun』Vol.13(12月1日発行)「2017年の抱負」コメント掲載

2017年

・ゲーム『Love Language』日本語テキスト 声の出演、詳細未確認

劇団ひまわり公式サイト『研究生の声』コメント掲載(8月)

http://www.himawari.net/school/kanto/tokyo/voice/?myDittoCall_start=10

2018年

・DAMY 『さいこぱす』MV 出演(7月13日公開)

 

 

ファンレター等 送り先

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-12-12 劇団ひまわり  山下聖良 宛

山下聖良 - 不完全動画リンクまとめ

はじめに

こちらは山下聖良ちゃんの出演している動画をわかる限り集めてまとめたものになります。なお、リンク元の動画が削除される場合もある事をご了承ください。

また、スマホなどで閲覧している方は動画再生によって通信量が大きくなるのでご注意を。

 

2014年

・めのん! VS. 体にやさしいパンク公演『最高の夏にしようねノイローゼ』(Reading Cafe ピカイチ、8月25日〜31日)


「最高の夏にしようねノイローゼ」予告


神様、カラオケに行く(「最高の夏にしようねノイローゼ」物販の情報)明記されてはいませんが、歌っているのは…)

2015年

劇団ひまわり・ブルーシャトル プロデュース ミュージカル『雪の女王ーあなたに伝えたいー』東京公演(あうるすぽっと、9月21日〜27日)


劇団ひまわり・BSP『雪の女王』ひまわりBカレンとアンナ

 

2016年

・ミュージカル『ホス探へようこそ〜ザ・ファースト〜』(横浜O-SITE、6月22日〜26日)


ホス探へようこそ ~ザ・ファースト~山下聖良さん


「ホス探へようこそ ザ・セカンド」公演記念!「ザ・ファースト ダイジェスト」

・ミュージカル『ホス探へようこそ〜ザ・セカンド/アンチ・アレス〜』(横浜O-SITE、8月24日〜28日)


山下聖良さん

・『みんなで取り組むかつしかルール』動画 出演(4月4日公開)


みんなで取り組むかつしかルール

2017年

・『ライブミュージカル「プリパラ」み〜んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017』(Zeppブルーシアター六本木、1月26日〜29日)

アイドルダンサーズの中の、上半身オレンジ衣装のツインテール娘が聖良ちゃんです。わかりますでしょうか?


ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017ダイジェスト映像


ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017(ゲネプロ)


「プリパラ」2017年版ミュージカルはみれぃの“ぷり増”


「ライブミュージカル プリパラ み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017」DVD トレーラー映像

『GO,JET!GO!GO! PARADISE LIVE 3』初日打ち上げ宣伝配信、LINE LIVEでの生配信(8月10日)出演

2018年

・DAMY 『さいこぱす』MV 出演(7月13日公開)

現在、YouTubeから削除されているようで視聴できません。

 

『ロミオとジュリエット』

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山下聖良ちゃんの出演する舞台、『ロミオとジュリエット』を観てきました。場所はおなじみシアター代官山。9月19日のマチネC、ソワレA、23日のマチネA、ソワレDの計4回。昨年の同じ頃に観に行った『十二夜』に続いて、新潟のシェイクスピアカンパニーと東京のひまわりの合同による公演第2弾という感じですね。全席自由席。最前中央1回、最前下手側2回、2列目下手側1回で観る事ができました。

 

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ロミオとジュリエット』、まあ有名な作品ですよね。たぶんごく一般的な日本人にとってはシェイクスピアの中で一番知られてる作品なんじゃないでしょうか。なので、あらすじについては割愛します。

でも私が普通の『ロミジュリ』をちゃんと観たのって、オリヴィア・ハッセーがジュリエットを演じた古い映画くらいで。あとは現代に置き換えたレオナルド・ディカプリオの映画とか、かなりアレンジ加えた『ウエストサイド物語』とか、あとはファンタジー作品に変えたアニメとか。どれかのミュージカルを映像で少し観たくらいですかね。

有名なセリフも「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」は当然知ってましたが、他の印象的なセリフは以前に聖良ちゃんが出演した『Juliet』でおぼえたくらいで。そんな事もあって、作品としてとても新鮮に観る事ができました。

 

 

意外だったのは、かなり性的な表現があったなと。特にマキューシオの言動に顕著でしたが、なかなかにきわどく、当時の娯楽としてそういう物の需要があったんだなと。

それから会話のテンポがとても良く、韻を繰り返し踏んだり、言葉遊びで会話を連鎖させていったり、ミュージカルではないはずなのに音楽性を強く感じました。そういうところがシェイクスピア作品の魅力なのかもしれないですね。

 

聖良ちゃんはAチームではジュリエット、CDチームではモンタギュー夫人を演じていました。

他のキャストが一様に黒づくめな衣装の中、ジュリエットだけが真っ赤な上着で舞台上で華やかに映えています。13歳という設定もあってか、初登場の場面では幼さ無邪気さも伝わってくる可愛らしいお嬢様感。パーティーでパリス伯爵と踊る時の優雅さ綺麗さ。そしてロミオと出会い恋に落ちてからの演劇的激情的に変わっていく様。喜びと感情の爆発とためらいと絶望と。この内面の揺れ動きを表現した演技の推移、とても素晴らしかったです。特に物語が悲劇性を帯びてくる後半のジュリエットは、今まで聖良ちゃんが育ててきた物が一気に実を結び惜しげもなく披露されている、そんな印象でした。

難しい役ですし、セリフ量も尋常じゃなく多いですし、高い場所に立つ事も多いですし、課題も多く大変な役だったなと思います。聖良ちゃんの女優人生の中で、今このタイミングで、このジュリエットを演じ切ったという事はとても大きな区切りになると思います。ここからさらにどこに進むのか、どれだけ演技の幅を拡げていけるのか。本当に楽しみです。だって、ここはまだ通過点なんですから。

 

そうそう、CDチームでのジュリエットは以前に『御手洗さん』『十二夜』『モガリノミヤ』などで観ている永瀬千裕さん。聖良ちゃんと比較しても圧巻のジュリエットでした。聖良ちゃんは演技のあちこちに手探り感も見える気がするのですが、千裕さんは全くブレを感じませんでした。あと、先述した様に聖良ちゃんは感情が大きく揺れ動いた時に印象強く残ったのですが、千裕さんの方は明るく楽しそうな場面の何気無い表情1つ1つの方がより印象に残ったという感じでした。千裕さんと聖良ちゃんの、ベテランと中堅とのキャリアの差ってのは、そういうところに出てくるんだろうなと。

 

で、CDチームの聖良ちゃんはモンタギュー夫人。ロミオの母。キャピュレット夫人と比べると出番も限られていて影は薄い役です。凛として綺麗な挙動と表情。ロミオの追放を宣告された場面、Aチームのモンタギュー夫人がはっきり感情を露わにしていたのと違って、聖良ちゃんの夫人は崩れ落ちる時も感情を表に出さずに耐えている感じでしたね。こういうちょっとしたところでも違いが見えてくるから別班も合わせて観るのは面白いです。

 

 

Aチームのロミオ、聖良ジュリエットの相手役は栗原大河さんでした。1つ前に聖良ちゃんが出演した『火消哀歌』でも特に絡みは無かったですが共演されていた方。

線が細く柔らかい印象、十代の若さを生き急いでいる疾走感と儚さ。ジュリエットに主導権を握られている様な巻き込まれ感。そういったロミオで、聖良ジュリエットにとてもお似合いだったと思います。ロミオも登場場面やセリフももちろん多く、難しい役だと思いますが、おそらく自身の感性を総動員して精一杯にロミオに生命を吹き込んでいるのだなと感じました。

 

 

一方でCDチームのロミオ。なんと、演出の栗田芳宏さん。『十二夜』の時にサー・トービー役を演じていて強い印象を刻んだ方。61歳との事。グレーの髭と髪があまりにもロミオのイメージと違う。でも、観ているうちに違和感は無くなって自然にロミオとして受け入れてしまっていました。やはりそこはしっかりとした演技力に裏打ちされた説得力なんでしょう。これもありかなと。ただ、儚さのある栗原ロミオとは違って、自信に満ちた強キャラという印象です。ティボルトを殺してしまった時の表情は、まさに鬼でした。そんな栗田ロミオが千裕ジュリエットに翻弄されるのも観応えがあって楽しかったですね。

 

ABチームで大公、CDチームでモンタギュー氏を演じていた佐戸彰悟さんも良かったです。この方はユニフェスや『さんしょう太夫』や『十二夜』で観ているのですが、目力と迫力、声の張りがあって短い出演場面ながらとても存在感がありました。また何かしらで観てみたいなと思わせてくれる役者さんでした。

 

出演者の皆さん、ベテランから若手まで総じて素晴らしい演技を観せていただいて、とても有意義で価値のある観劇だったなと。また来年もシェイクスピア作品を上演してもらえるならぜひ、聖良ちゃんの出演の有無に限らず観に行きたいと思います。

 

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今回も聖良ちゃん宛てにお花を贈らせていただきました。

実は『マーダーケース』の時に贈ったアレンジメントと同じオーダーです。白とピンクのハート型。ジュリエットの乙女性に似合っているかなと思いまして。聖良ちゃんに喜んでいただけたのはもちろん、他のお客さんにも「良かった」「可愛い」と思っていただけたっぽいのをツイッターで見かけまして、私としてもこれにして良かったなと。

 

当初はスタンド花を考えていたのですが、運営側からサイズ指定がありまして。それに則ると私がよく使ってる業者さんだとサイズオーバーしてしまい、他に良い業者さんを探しきれなかったのと、サイズ制限かかる事でのボリューム不足を懸念したので今回はあきらめました。まあ、実際には多少サイズオーバーしたところで普通に許容されたっぽいのですが。

 

で、今回も宛名札に聖良ちゃんからお礼を書いていただけてました。ありがとうございました。

『火消哀歌』

山下聖良ちゃんの出演する舞台、平成時代劇 片肌☆俱利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第二十三回本公演『火消哀歌』を観てきました。場所は池袋のシアターグリーン BIG TREE THEATER。初日の15日、18日のマチソワ、22日の千秋楽の計4回。

初日、折り返し中日、千秋楽で、席種も最前下手、最前中央、3列目上手、5列目中央とけっこう良い配分で観れました。

 

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チケット予約開始直後、CNの方が全然つながらなくて、ようやくつながったカンフェティの方は千秋楽はB席しか残ってなくて。それで妥協するつもりでいたら、後でのぞいてみたCNの方にはS席がゴロゴロ残っていたと。慌てて千秋楽だけそっちに切り替えました。S席3回になりましたが、後に発表されるS席特典が3種類だったので結果的に良かったです。ここ最近、聖良ちゃんの出演する舞台がチケット争奪戦になるパターンが続いてるのでちょっと焦りました。

 

 

まずは大まかな筋をざっくりと。

江戸時代です。とは言っても男性キャラはキャストさん素のままの髪で出ていますし、会話の中にも「アイドル」やら「ダンス」やら外来語を普通にガンガン使っていますから、がっちりと固めた作風ではありません。この辺り、江戸という世界観に浸りたい人は抵抗あるかもしれませんね。私も実はこういうゆるいのはあまり好きではありません。

 

冒頭、主人公の助六とヒロインのおそめが神田明神のお祭りの帰り、花火が打ち上がる下で会話する場面から始まります。おそめは親の借金のためにお盆明けに吉原に身売りされる事になっていて、淡い恋心を抱いているであろう二人の、大人の決めた波に抗えない葛藤を描いていきます。そこに幼馴染たちも登場し、おそめは皆に別れを告げ、助六はおそめに「待ってる」と伝える。

 

そこでOPのダンスシーンをはさんで、明けた時には10年後。

一度は町火消になった助六は父親を大火で失った事をきっかけに火消を辞め、おそめは逢染という花魁になってもうじき年季明けを待つ身。

 

物語は火消側と花魁側を交互に描く様な形で、双方それぞれ何人かのキャラのストーリーを織り交ぜつつ。また、文使いの寅吉や医者見習いの ましろ、火消若手の三人組などを双方の橋渡し的な役割を担わせ、物語を進めていきます。

そして終盤。江戸中に燃え拡がる大火に彼らの運命も巻き込まれ。吉原におそめを救いに行く助六、10年振りの再会。そして二人は別々の道を…。

 

 

全体通しての感想。

とても良かったです。素晴らしかった。

初日に観た時、前半はコミカルな場面が多々あって、加えて上記した様に外来語が普通に使われる時代考証無視な作風なので、ちょっと味付けが濃くてくどくて個人的に合わないかもなあとも思っていたのですが。後半にコミカルさが薄れ、シリアス度が増していくごとに舞台に引き込まれていきました。全体の配分として見れば、コミカルな要素も「つかみ」としてはバランス良かったのかもしれません。

 

舞台セットは全体が大きな階段状の造りになっていて一番上に引き戸、さらに場面によっては格子状の衝立を配置して遊郭や家屋の瓦礫に見立てたり。赤い照明とスモークを使って火事を表現。シンプルなセットながらキャストさんたちの熱演も作用してとても迫力で絢爛な舞台効果が出ていました。

 

ストーリー的にも助六と逢染の想いを主軸にしつつ、他のキャラクターのエピソードを展開させていく事で、ダレる事無く、飽きる事無く。特に後半の大火が起きてからはクライマックスの連続で涙腺崩壊しっぱなしでした。

助六とおそめもお互いを想ってはいても実際に出会えるのは冒頭の別れとラストの再会からの別れと、対照的に挟み込む形になっていて、綺麗な構成だと思いました。(EDでも二人が一緒にいる場面がありますが、あれはたぶん現実じゃないでしょうね。)

 

冒頭の祭りの後の二人の場面で花火が打ち上げられてる演出が少し入るのですが。

あれはまず「花」魁と「火」消で「花火」にかけているのだと思いました。そしてパッと咲いて華々しく散っていく…ラストで うめちゃん が語る「刹那に生きる江戸の人々」の象徴でもあり、二人の子供時代の終わりをも告げているのかなと。

 

 

タイトルに「火消哀歌」とありますから哀しみは描かれるだろう事は容易に予想できました。消防を題材にした映画なんかもいくつもありますから、犠牲者は出るにしても最終的に大事な人を救い出すマッチョイズム的な展開になるのだと思ってました。

ところが意外な事に救えてる描写が全然無い。「救え」と指示されて火消たちが別れる場面はあるんですけどね。助六も父親のトラウマを誰かを救う事で克服するのかと思ってました。源蔵さんも、しのさんを救い出せるのだと思ってました。そういう定石を外し、精神的な開放感をあえて描かなかったという事で、逆にとても記憶に刻まれる印象を受けました。

作品としての密度も濃く。出演されているキャストさんやダンサーさんたち皆さんがとても存在感があって、それぞれがしっかりと役として生きていて、満足感のある舞台でした。

ただ、再々演という事で、もしかしたら過去公演からカットされている場面とかあるのかもしれないなとは思いました。例えば、お文ちゃんが政五郎のどういうところが好きになのかとかを具体的に描いてもいいし、ましろさんについても心理面をもう少しわかりやすくしても良かったかなと。

 

 

 

 

 キャストさん、とにかく人数が多いので何人か特に気になった方を。全体の半数くらい。

 

 

桑野晃輔さん演じる助六

去年の『マーダーケース』で藤澤先生役でした。今回の舞台の中で聖良ちゃん以外で唯一、以前に舞台を観た事がある方。芯の通ったカッコ良さと、富くじの場面などで見せるダメっぷり。でも一番印象に残ったのは、おそめ、逢染と向き合った時のせつなさですね。演技力、流石です。

 

長谷部優さん演じる逢染。

冒頭の おそめの時も良いのですが、やはりラストで助六と再会した時の逢染の演技力ですね。おそめと逢染でスイッチが切り換わる演技は鳥肌が立つほど素晴らしかったです。自身の演技どころか、場の空気まで変えていたと思いました。

ツイッターでもつぶやきましたけど、赤ちゃんを宿したまま花魁を続けられるはずはないし、どう考えても堕胎させられるだろうし、吉右衛門に身請けしてもらえなければ母子ともに幸せにはなれないと思うんですけどね。その辺がモヤモヤ残りました。

 

伊勢大貴さん演じる政五郎。

聖良ちゃん演じる お文ちゃんの相手役。役柄上、コミカルな場面が多数。政五郎がやらかしてお文ちゃんがツッコミ入れるパターンが主。その掛け合いがとても微笑ましいというか。お文ちゃんの愛情表現をしっかり受け止めて、良い関係性を築いている。それがお文ちゃんを振り切って大火へ出動する、あの場面に全て結実する。そこからはもうとてもカッコ良かった。背も高いから本当に絵になる。懐の深さ。

聖良ちゃんとお互いの良さを引き出し合って魅力的な二人を作り上げているんだなと思い、ツイッターでもそういう感想をつぶやいたのですが、聖良ちゃんのInstagramでも役作りの支えになってもらえたという事が書かれてあり、本当に良い相手役に恵まれたなあと思いました。

それと、後で知ったのですが、伊勢さんは『キョウリュウジャー』の挿入歌、『トッキュウジャー』のOP主題歌、『ニンニンジャー』のED曲を歌っていたと。聖良ちゃん、本当に特撮関係者と縁があるなあ。

 

仁藤萌乃さん演じる うめちゃん。

とても、元気のある町娘でした。目立つ場面って、この子がはっちゃけている事が多いのですが、何とも言えない表情の豊かさ、爛漫さ。特に冒頭の父親の仏前での母との掛け合いでの表情や仕草の細かい変化、上手側でそれをじっくり観れた時は楽しかったです。

それと、助六に半纏を羽織らせて背中を叩いて後押しする場面ですね。

 

永田彬さん演じる伊蔵さん。

個人的に一番カッコ良いと思った人。しのさんとの別れの場面。情を抑え、助かる命を助けるために判断し行動できる人。でも、しのさんが生きていると知ったあの一瞬に伊蔵さんの中でも葛藤があったんだろうなと、そういう表情も見せてくれていたようにも思えます。あの言葉と行動があったからこそ、その後で源蔵さんとしのさんが「良い別れ」ができたのだと思います。

 

騎田悠暉さん演じる寅吉。

火消側と花魁側をつなぐ一人。最初は飄々とした印象だったけど、花魁のためにと動く優しくて熱いキャラだった。つねさんに詰め寄られて啖呵を切る場面の気迫。目線の使い方もとても良かった。声も良かった。

 

栗原大河さん演じる喜兵衛。

とても優しさを感じた演技。主にさよさんとの掛け合いが中心だったからこそだけど、その全ての場面でさよさんへの愛があふれていた。でも、半鐘が鳴るとキリッと凛々しい顔つきになる。さよさんとの別れ、私はあの場面が一番涙が止まらなかった。何度目でもダメ。それほど、あの場面の喜兵衛の演技は素晴らしかった。

あと、上手で正面からお顔を見た時、「綺麗だな」と素直に思いました。これは惚れるわ。

 

梨木まいさん演じる さよさん。

聖良ちゃん以外で、今回の女性キャストさんの中で一番可愛いと思ったのがさよさんでした。ちょっと猫目で、笑顔が可愛くて、喜兵衛への愛が全開で、女子トークの時の小娘感、源蔵さんに尻を触られた時の反応、ことごとく良い。そういった幸せ感が、喜兵衛との別れの場面に全部…。本当に泣いた、泣かされました。

 

柚木美咲さん演じる ましろさん。

所作がとても上品だなと。うめちゃんの友達だから、お文ちゃんより年下なのよね?でも大人に見えた。

初日の時にEDで、あれ?もしかして助六の事が好きなのかな?と思って、2回目に観た時に序盤から既にそういう仕込みが色々とされてるのに気づきました。そういう意識で観ると、細かい演技をずっと積み重ねていってるんだなあと。そもそもパンフのコメントにも思わせ振りに書いてました。

酔った時に助六に「カッコいい」と言ってしまうところとか、富くじの時に「吉原に行く」と聞いて軽蔑するような表情になるところ、とても良かったです。

台詞を発しているキャストさんがいると観客の視線は自然とそちらに向いてしまいますが、そうした時にもあえてましろさんに注目していると演技の丁寧さに惹かれました。

 

 

野口真緒さん演じる若汐。

花魁の中で一番好きでした。一番小柄で顔が小さくて少女っぽさを感じて、年季明けに至るまでの幸せそうな笑顔と、そこから一転しての狂気をはらんだ様な刃物の様な演技。その切り換えがとても素晴らしかった。

 

音羽美可子さん演じる つねさん。

この人もとても好き。人間っぽさを一番感じた。舞台上に出ないバックボーンの深さを一番感じた。そして糸里や寅吉に詰め寄る迫力。花魁たちの甘さを嘲笑う憎々しさ。そして守銭奴。男性キャラたちとは別の方向性でカッコ良さにあふれてた。

 

森田由美恵さん演じる しのさん。

何と言っても源蔵さんたちとの別れ。その前の段階で店の修繕(?)が終わって、今後の人生を祝福されて、死んだ息子の代わりの様な火消たちに囲まれて。その幸せが一辺にひっくり返って。

でも、人知れず死んでいくはずだったのを最後に火消たちともう一度会えて。源蔵の火消としての背中を感じて送り出す事ができて。しのさん、少しだけでも幸せな気持ちで満足して死んでいけたんだろうなと。

次の川手さんにも言える事だけど、若いキャストさんだけでなく、しっかりと経験を積んだ上の世代のキャストさんが彩りを添えると、舞台はバランス良く感じるなあと。

 

川手ふきのさん演じる おふきさん。

上記しましたけど、初日の時にはコミカルな描写があまり好みではないなと最初は思っていて。その多くの部分をおふきさんが担当されていて。でも、演技は上手いし、声もしっかり通ってるし、舞台上で凄い存在感がある。そして後半、母親として助六に真正面から向き合う場面。あの演技には圧倒されました。要所要所で場の空気を牽引していましたね。ある意味、三人目の主役と言えるかもしれません。

 

ダンサーの皆さん。

所謂アンサンブルの役割を担う皆さん。OPとED、そして劇中でのダンスシーン。遊女の衣装で華やかに絢爛に妖艶に舞う姿がとても素敵でした。この舞台での吉原の世界観を表現するのに一番効果的な演出だったと思います。ダンス以外でも花魁に付く新造とか、火から逃げる場面などで舞台上に多くの方が出ていました。

パンフでダンサーのお顔を確認しましたら、たぶん私が一番ダンスを観ていたと思うのは、ひなさんとKANAEさんでした。中央から下手側で観る事が多かったので、視点的によく目に入ってきたという事もあるのでしょうが、つい目で追っていました。

 

 

山下聖良ちゃん演じる お文ちゃん。

さて。お文ちゃん。女彫物師。言葉遣いは男っぽく荒く。喧嘩っ早い性格なのか殴ったり蹴ったりのアクションが目立つ。コミカルな場面も多く担当。幼馴染の政五郎と行動を共にしている事が多く、彼との口争いが絶えない。そして、本人は否定しているが、政五郎に恋心を抱いている事は周囲にバレバレ。うめ、さよ、ましろたちとの町娘四人の中で表面上は一番「強い」様にも思えるが、実は一番メンタル面で弱いキャラ。公演前に聖良ちゃん自身は「大江戸ヤンキー」と称してたのですが、実際に私が観ての印象は「ツンデレ」でした。

 

助六やおそめと同じ年だとすれば24歳で十分に大人の女性のはずなのですが…乙女でしたね。ここ最近、聖良ちゃんは『マーダーケース』や『ウソトリドリ 』などで大人の女性を配役される事が続いていて、それらの役では大きく感情を表現する事が無かったのですが、今回のお文ちゃんは体感的に若返った印象があり、感情もはっきりと表に出していますね。それがとても新鮮でした。特にそれがガツンと出ているのが大火に政五郎が出動しようとするのを引き止めるところからの一連の場面ですね。政五郎と離れたくない想い、今まで隠していた(あるいは、もしかしたら自分でも気づいていなかった?)政五郎への気持ちが溢れる様に出て、それに対して政五郎が今までにない真面目な姿勢で受け止めて、そして振り切って出て行く。残されたお文を叱りつけ、優しい言葉をかけるおふきさん。ここはもう最高ですね。そしてEDで無事を祈り続けるお文の元に笑顔で帰ってくる政五郎。前と同じ、でも距離は近くなった二人に戻ってくる日常。せつなくて、幸せで良かったです。

お文ちゃんと政五郎。この二人の関係性がとても好きです。

ツイッターで、おそらく女性の方の「お文ちゃんと政五郎の二人が好き」という感想をいくつも見かけて、私なんかが言うのも何ですが、聖良ちゃんのファンとしてとても嬉しいです。

聖良ちゃん自身もInstagramに「役と自分のイメージがかけ離れていて悩んだ」という事を書いていて、それでもこの役をやりたくて「頑張ります」と言ったと。

実際にファンから観てても、上記した様に「新鮮」な役でした。初日を観た後で、どの役がいつもの聖良ちゃんらしいだろうと少し考えてみて。うめちゃんも、さよさんも、ましろさんも、聖良ちゃんが過去に演じた役たちと照らし合わせて、わりと普通に想像できるんですよ。そう、お文ちゃんが一番しっくり来ない。だから、そのお文ちゃんという難しい役を、悩みながら、共演者の皆さんに支えていただきながら、しっかりと自分の役に仕上げて、千秋楽までの11公演を堂々と演じ切り、そして多くの観客に受け入れられ、好きと言ってもらえる。ファンとして、こんな素敵でありがたい事はないですよ。

再々演ですから、過去公演でお文ちゃんを演じたキャストさんたちとは役への解釈や演技表現も違っていると思うんですよ。でも、演技に正解は無いから。聖良ちゃん自身の今までのお仕事の経験値や、それこそ歩んできた人生がきっとお文ちゃんに反映されていて、聖良ちゃんならではの、他の誰にも演じられない聖良ちゃんのお文ちゃんとして舞台の上で全力で生きているんだなと。そして1回の公演が終わるたびにとても幸せな表情を見せてくれて。

舞台上のお文ちゃんは普段の聖良ちゃんとはもう顔つきから違っていて。初日でそれを感じた時はメイクの印象もあるのかなと思ってたのですが、カテコで再び姿を見せてくれた時には満面の笑顔でいつもの聖良ちゃんで。

本当に、良い笑顔だなと。今回も素敵なお仕事を観る事ができて私も幸せでした。ありがとうございました。

 

物販。

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パンフ。個別のキャスト紹介1ページの他、カップリング写真が2枚。かなり優遇されてる気がします。

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2枚組のキャストブロマイドは1種のみ。

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こちらはS席チケットの特典。公演回によってABCの3枠があるのですが、私が購入したS席は全部がA枠のみ。半ばあきらめかけていましたら、他のキャストさんのファンの方と交換していただける事になり、揃える事ができました。

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こちらはランダムブロマイド。全女性キャストのシャッフルの中から自分で選んで引くシステム。全4種のキャストさんもいるみたいなのですが、聖良ちゃんが全4種なのか、それともこの2種だけなのかはっきり確認できていません。全2種なら無事にコンプリートなのですが。

左はキャストブロマイドと同じに見えますが表情が違っていますね。右の立ち姿の方は自力で引き当てる事ができず、他のキャストさんのファンの方から御厚意でいただきました。ありがとうございます。

 

お花。

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今回も聖良ちゃん宛てにお花を贈らせていただきました。

この季節はやっぱり事務所にちなんで ひまわりだなと。それに赤やオレンジを混ぜてもらえて「火」をイメージされる様な感じになってますね。

いつもの様にスタンド花も検討していたのですが、運営からの案内で「スタンド花が多い場合は外に配置する事もある」と。実際、いくつかのお花が建物の外にありました。で、この猛暑の中での屋外はちょっとお花の寿命が短くなるかもと思い、涼しいロビー内に置いてもらえる様に、今回は小さいアレンジメントにしました。

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そして、今回も聖良ちゃんは宛て札にサインとメッセージを書いていただけていました。ありがとうございました。

「火消哀歌」初感(重要なネタバレなし)あるいは観劇のススメ

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山下聖良ちゃんの出演する舞台『火消哀歌』初日公演を観てきました。…と、いつもなら千秋楽後にだらだらと長い感想記事を書くところなのですが、最近ちょっと集客とか公演のプロモーションの事を考えてまして。千秋楽後にいくらアピールしたところで終わった公演にはお客さんは呼べないわけで。

 

そこで、なるべく早期の段階で、実際に観劇した視点から、重大なネタバレを避けて、観てない人&観るかどうか悩んでる人&観る予定がそもそも無い人へ向けた感想記事を書いてみようかなーと思った末が今回です。

 

 

・『火消哀歌』内容以前に

 2018年8月15日〜21日まで池袋のシアターグリーン BIG TREE THEATER(南池袋公園の近くにあります)で上演されている舞台作品です。過去に何度か上演された作品の再演のようですね。公演回数は全11回。座席数は140くらいでしょうか? なので全公演でのべ1500人くらいのお客さんしか観劇する事ができません。客席は良い具合に段差があるので、どこの席でも十分に観易いと思います。

上演時間は約2時間、途中休憩無し。

チケット代はA席の当日券の場合で7300円。

みなさんは舞台観劇経験はありますでしょうか?おそらく観劇初心者や未体験者にとってのハードルの1つがチケット代だと思います。単純に比較できるものではありませんが、映画鑑賞の4倍ですし、ディズニーランドのパスポートと同じくらいですしね。こればかりは観た人自身が楽しめたかつまらなかったかの感想でチケット代が納得できるか損したと思うかが違ってきますので客観的には何とも言えません。一般的な感覚で安くはないですが、同じくらいの規模やキャスト数をそろえた舞台と比較しても妥当な価格帯だとは思いますし、それでもまた観たいと思ってリピートする人もいるわけです。

出演キャストは25名と、台詞などの無いダンサー数名。彼らが入れ替わり立ち替わり舞台上で生の演技を魅せてくれる、もちろん2時間の上演台本は頭に入って、お互いの演技が有機的に影響を及ぼし合って、公演回ごとに微妙に差異が生じるライブ感。そういった、今この瞬間でしか観る事のできない各回一度きりの贅沢、それが映画とはまた違った舞台の魅力です。

そしてキャストさんたちの演技の質も、ストーリーも、舞台演出も、観ている私の感情を揺さぶってくる、観て良かったと思える作品でした。

笑いあり、泣きあり、エンタメ性あり、キャストさんたちも魅力的、ストーリーも理解し易い。今まで一度も観劇した事の無い人でも最初の作品としてオススメできる舞台だと思います。

 

 

・『火消哀歌』どういった作品なのか

時代劇ですが、刀で斬り合う殺陣のあるような作品ではなく、火消し衆と花魁を中心にした町民劇です。ただし時代考証はきっちり固められたものではなく、現代外来語や流行りのギャグネタなども台詞に織り込んでいるゆるい世界観(正直言って私はこうした作風は好きな方ではありません)です。

全体の構成としては前半は観客をつかむためかコミカルな描写が多め。そんな中で主要キャラの性格や人物像などを上手く描写していると思います。

火消し側と花魁側、積み重ねて描かれる群像劇。それが徐々に加速し、後半に大きな事件と観客の涙腺を崩壊させる展開ラッシュが待っています。

舞台セットはシンプルな物で見立てによって観客にロケーションを想像させるようにしてあるのですが、キャストさんたちの熱演と照明の演出によってクライマックスの一連の場面は本当に迫力で圧巻でした。

それと、何度か挿入されるダンスシーン。遊女に扮したダンサーたちの妖艶で華やかな事。エンタメ性を付加するという点において良いアクセントになっていたと思います。

 

 

・『火消哀歌』キャストさんたち

ぶっちゃけると、山下聖良ちゃん出演が観に行った理由です。彼女の演技、演じた お文ちゃんという役も期待に応えてくれた素晴らしさだったのですが、それは後日の記事でまた書きます。

 

聖良ちゃん以外のキャストさんで私が以前に舞台を観た事があるのは、おそらく助六役の桑野晃輔さんだけだと思うのですが、みなさんすぐ役柄の個性を把握できるくらい魅力的な方ばかりでした。(ああ、でもこの「まっさら」な状態で観劇できるのは初回だけですからね。次からは最初から今回受けた印象が残っちゃってるわけで)

男性はイケメン揃い。女性も可愛い綺麗系と、コミカル寄りに徹してとても味のある方たち。男が男として、女が女として、決める時には自身の意志や生き様を貫きとてもカッコ良いキャラたち。これはみなさんそれぞれにファンがつくのわかるなと思える良質なキャストさんたちでした。このキャストさんたちの演技を観られるだけでも、私はチケット代の元はとれたと思いました。

 

男性キャストだけの舞台、女性キャストだけの舞台というのもたくさんありますが、今回の作品のように両性がバランス良く配置されていて、母親役などのように少し上の年齢層の女優さんも起用されているのが観ていてとても良い空気を感じました。

 

 

・『火消哀歌』観劇をオススメします

重要なネタバレに触れずに、『火消哀歌』を紹介してみました。

拙い文章で、この作品の魅力を伝えるには不十分だとは思いますが、いかがでしたでしょうか?

この作品を好きになる。「舞台演劇」という媒体を好きになる。この公演を行なっている団体を好きになる。出演されているキャストさんたちを好きになる。そういった入り口に、とっかかりに、十分なり得る魅力的な舞台だと思います。

初日公演を終えて、この記事を更新した時点で残りの上演回数は10回です。あっという間にすぐ千秋楽を迎えてしまいます。

もし少しでも興味を持っていただけましたら。お財布とお時間に予定を組み込む余裕がありましたら。観劇を検討していただけると、この記事を書いた私も嬉しいです。

あなたに良き観劇体験がありますように。

ありがとうございました。

 

・公演日程

2018年8月15日(水)~8月21日(火)

8月15日 (水)19:00

8月16日 (木)19:00

8月17日 (金)14:00/19:00

8月18日 (土)13:00/18:00

8月19日 (日) 13:00/18:00

8月20日(月) 14:00/19:00

8月21日(火)  14:00

※受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前

・会場

シアターグリーン BIG TREE THEATER
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-20-4 5F

その他の詳細は以下リンク先へ↓

平成時代劇 片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第二十三回本公演「火消哀歌」 | 株式会社アリー・エンターテイメント

 

ふだんあまり「好き」と公言してないけど好きな人

先日、ツイッターで「#いいねの数だけ好きなものを言う」にふぁぼっていただきまして、そのうち1ツイートでは収まらない2つをこっちにまとめてみました。

 

 

姫野つばさ さん(@HimenoTsubasa。声優、女優。

お仕事面で言えば、とても表現力の強い人。朗読劇で観る場合が私は多いのだけど、声の演技だけでも、目を閉じてじっくり聴いているだけで多様なキャラクターの演じ分けや、その場の情景が映像の様に浮かんでくる。普通の舞台でも「間」の取り方が心地良く感じる。MC系のお仕事でもタレント性を発揮。総じて「表現」に拘りを感じ、だからこそ見えないところで人よりもがんばって大変な思いもしているのだろうと感じる。

言わなきゃならない事はしっかり言う。誰かがもがいている時にはあたたかい言葉を向ける。ツイートでも直接目の前で言動を見てても、強い芯を持っていて、気さくで、優しい人なのだと思う。太陽の様な人。彼女の人柄や魅力に惹かれて、「姫コン」というファンが多く集まっているのもわかる。

私も彼女の言葉や笑顔に何度も元気づけられ力をいただいてる。私は「姫コン」じゃないけれども。

 

 

柳瀬晴日 さん(@chanharunrun。女優。

舞台としては劇ドリとfragment edgeを中心に観てきて、その度に毎回何かしら新しい魅力を見せてくれる、どんどん演技の幅が拡がっていく、そんな底知れぬ人です。そして舞台上で役に入った時の目力の強さ、輝きが凄い。この人の演技なら安心できる、でも無難なところに安定しない、刺激的、そういう女優さんです。

演技面以外でも、fragment edgeではデザイン面でもいつも才能とセンスを発揮してますし。ツイートなどでもとても楽しく魅力的なキャラクター性を感じられます。

私は彼女にけっこう失礼な事も言っちゃったりするのですが、それも笑って流してくれて、時にはこっちをいじってくれて、気持ち良い距離感のある人ですね。そういう人だから人気もあって、「ちゃんサポ」というファンたちに好かれてるのも微笑ましいです。私はあまり彼女扱いで予約入れる事も少ないし、「ちゃんサポ」でもないのですが。

 

 

『INTRABORDER』

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疾駆猿の第漆回公演『INTRABORDER』を観てきました。場所は池袋のシアターKASSAI。16日の『魔笛』と『希匣』、20日の『斜陽』、21日の『希匣』、23日の『斜陽』と『魔笛』。3エピソードをそれぞれ2回ずつの計6回の観劇でした。

推しの山下聖良ちゃんが出演していない舞台をこれだけリピートするのも私としては珍しい方で、それだけ疾駆猿が気に入ったという事でしょうか。疾駆猿と出会った経緯などは別記事に連ねてみましたので、そちらも合わせて目を通していただけると嬉しいです。↓

dyna-indigo.hatenablog.com

 

物語の主人公は考疑徹(コウギトオル)という作家、本名は浦越徹路。彼が「入源堂(ニュウゲンドウ・Nirgendwo)」という店で目覚める事から物語は始まります。記憶の一部を失くした彼は、謎の女店主に誘われ、自分の過去を辿っていく事になる… 

生まれた時に母を亡くし、戦争で兄を亡くし、やがて作家として成功し、幾人もの女性と出会い、そして堕ちていく人生を… 

 

 

では、話題があっちこっちに揺れて飛ぶかもしれませんが、思いつくままに感想を連ねていきます。

 

 

 

今までの疾駆猿の公演がほとんど『VAGUENIGMA』シリーズだった中で、そのタイトルを冠さない新作。ところが当日パンフのキャスト表を見てみると、シリーズのレギュラーキャラや前公演で登場したキャラなどが数人、さらに平成『VAGUENIGMA』に登場するシステム系のキャラも見受けられました。これは事件としては深く関わらないにしても、世界観の繋がってる外伝的な位置付けなのかもしれませんね。

あとは、主人公の人生に合わせて1作品の中で20年以上のスパンで描いていくという構成なのも『VAGUENIGMA』とは違った独特のテンポを作っていて。

それと、今まで『VAGUENIGMA』でも『ソラリネのユメ』でも佐藤信也さんは基本的には1作品内で1キャスト1役できっちりイメージを固めて物語を作っていた印象で、キャストさんに複数の兼ね役を振ったり、名前の無いモブ的な役やアンサンブル系は配置してこなかった様にも思います。その辺の作風を意図的に変える事であえて『VAGUENIGMA』とは別枠にしているのかなとも思いました。

 

 

舞台セットは中央に大きな円形のメインの台。その両サイドに小さな半円が付いて段差に。天井にはたくさんのランプ。メインの台上には横方向におそらく溝があって、そこを引き戸の様な形で大きな板がスライドしていきます。これが壁だったり格子戸だったり窓だったり木だったり、これによってその場を様々な情景にスピーディーに変えていく事ができます。仕組みとしては簡単なのですがとても効果的でアイディアとして秀逸だと思いました。それ以外の背景は黒一色。照明を暗めにする事で人物が影の中から浮かび上がってきたり、また飲み込まれる様に消えていったり、物語上の「影」というテーマと密接に結びついて、多種多様な光の演出と合わさって、まるで箱庭の様な、ランプの中に映し出される幻影の様な、魅力的な美術観のある舞台でした。

 

 

主人公の考疑徹は、観た人の多くが連想すると思うのですが、モデルとなった人物は間違いなく太宰治で、もちろん一致しない設定も多いのですが、関係する女性たちだとか入水心中する事だとか実際の太宰と重なって描かれていますね。師匠の井辻滝治先生もおそらく井伏鱒二がモデルかなと。

そしてこの作品の公演期間中の6月19日がちょうど太宰の忌日である「桜桃忌」でもあります。

また、エピソードタイトルの『斜陽』はもちろん『斜陽』、『希匣』は『パンドラの匣』、『魔笛』は『葉桜と魔笛』と、それぞれ太宰の作品から個別エピソードの着想を得ていると思われます。

 

 

この作品では「水」のイメージがとても印象的です。冒頭の雨音の中で水に飛び込む音とともに現れる考疑先生(これは終盤での展開に繋がるのですが)、劇中でやたらと雨が降っている。入水する川。金魚。そして登場人物たちの多くが名前に水を連想させる文字、さんずいの付く文字が使われています。さらに蓮上先生と漸黒さんの傘。

「水」から受ける印象は何でしょう? 浄化、境界、多様性、雨の場合は哀しみ、そして源。当たっているかはわかりませんが、演出からそうしたイメージを受けました。

 

 

夏祭り。もっとも好きな場面の1つです。キャストさんたちが舞台上に大勢登場して一人一人を見ているのも楽しいのですが。考疑先生と夕余さん、若旦那と照梅さんの2組が本来は別の場所にいるのにセリフがシンクロして交錯する演出。夕余さんの赤い私服と照梅さんの和服がまるで金魚の様に見えて、地面に落としてしまった金魚の儚さ、牢獄に囚われた様な、代替の効く存在という不安定さ、そんな金魚が2人の女性の姿に重なる象徴性。短い夏の賑やかさ、それが夕立によって突然終焉を迎えてしまう運命性。そうした物がこの1つの場面にまとめられている様で、とても好きなんです。夕余さんと照梅さんの対比も2人にこの後に訪れる運命、その意志と行動の比較という点でも重要ですし。

あと、ここで若旦那が急に帰ろうとするのは照梅さんと一緒にいるのを誰かに見られた事に気づいたからでしょうね。

 

金魚と言えば、彼津さんに連れられて行った料亭の格子戸に付いてるシルエットが蝶と金魚で。蝶はもちろんプシュケーで考疑先生、金魚は夕余さん。格子がまるで牢獄の様で、そこに2人が囚われている事を隠喩している様に感じました。この場面では考疑先生が夕余さんの幻に囚われていますし。

 

 

システムたち。私はまだ平成『VAGUENIGMA』における彼らをよく理解できていないのですが、『シブヤフィフティーン』に登場するピースシステムに似ているところがあるかなとちょっと思いました。

一昨日、ブロマイドをながめてて気づいたのですが、狭間黒槍さんの額のペイントが3本脚のヤタガラスの様に見えて。ヤタガラスは案内役で太陽の化身とも言われてますから、火のランプを手に考疑先生を導く黒槍さんのイメージに合っているのかなと。同じカラスでも傘を手に雨を引き連れている様なイメージの漸黒さんと対照的。考疑先生への接し方も、黒槍さんが優しさや慈愛や哀しみを感じる女神の様な印象を受けるのに対し、漸黒さんの方は嘲笑したり煽ったり楽しんでいる様なサイコパス的な印象で。でも漸黒さんも最後は「いってらっしゃいませ」と丁寧に送り出しているから、悪意ではないんですよね。

黒槍さんを演じる江口逢さん、冒頭からラストまで考疑先生を導くガイド役として、この舞台の世界観を象徴する存在としてとても素晴らしかったです。

漸黒さんを演じる那須美奈子さん、こちらも所作も表情もとても迫力があって見入ってしまうカッコ良さがあって、最高でした。

2人とも『VAGUENIGMA』の過去作で演じてきた役とも全然違って、演技の幅が凄いなと。

 

考疑先生の高校時代の友人、暮内アカヤ。私は彼がとても気になります。演じる義積雄大さんの技量もあって、底に何かが潜んでいる様な深い意味のあるキャラに感じました。

考疑先生の記憶から彼の名前が欠落していた事。彼の事を思い出していた時に頭痛に襲われた事。魂が入れ換わる「眠り流し」の話題の唐突感。父親の隠し子だったという流言飛語も同じく唐突感があります。小説について語りリンゴをかじる高校時代の徹路とシンクロする演出の意味。高校時代と大人になったアカヤが別人の様に印象が変わっていたという事。彼と夕余さんの姉弟2人にだけ同じ言葉「2度と会うまい」が発せられた意味。

黒槍さんが「誰かと入れ替わっていたのかも」と言っていますが、普通にミステリー作品として考えるなら高校時代に2人は入れ替わってるパターンなんですよね。ただ、それだと以降の展開につながらないので。モヤモヤが残るだけで私にはそれ以上に考察が進みませんでした。

 義積さん、薪場さん役との演じ分けが素晴らしいですね。編集部での場面、舞台の奥で指導されてたり、井辻先生や考疑先生と初対面になる場面でのゆるさ、何度観ても笑ってしまいました。

 

 

なにわえわみさん演じる照梅さん。若旦那と恋仲の芸妓さん。考疑先生の人生とはニアミスしているだけなので、本来なら無い物をあえて加えたという感じで、そこに重要な意味があって。前述した夏祭りの場面もそうですが、心中という行為を考疑先生に意識させるにはまず前例が必要だったと。そこで効果的に舞台上を彩るのが照梅さんでした。最初に描かれる、若旦那が来店したと聞いてぱあーっと表情が少女の様に輝く照梅さん。そして夏祭りで今の幸せと先への不穏を描き、別れ話からの無理心中という流れ。とても観応えのある場面でしたね。自らの意志で相手を刺し無理心中を遂げる照梅さんと、心中してくれと考疑先生に言われても泣き崩れ「生きましょう」と訴える夕余さんの対比。

若旦那を演じる福丸繚さんも、若旦那というイメージ以外の何者でもない若旦那的優男感にあふれていて良かったです。

 

 

2回目を観た時だったか、この作品の裏テーマとして「母」を軸に読み解く事もできるんじゃないかと思って。その片翼が桜井ゆるのさん演じる夕余さん。

前後しますが、ラスト間際で語られる、7歳の徹路が幻燈屋で見かけた母だと直感した女性が夕余さんそっくりで。「母の面影を追いかけていたのかもしれない」という様なセリフもありました。生い立ちでもまず「僕を産んで死んだ」と語り、「なぜお母さんがいないの?」という疑問。

初めて夕余さんと出会った時に徹路に衝撃が走ったという一目惚れ。これも単なる恋愛ではなく彼の心の中にある「母」にようやく巡り会えたのだと、それだけ大きな事だったのだと思います。だからこそ夕余さんは考疑先生の中でも特別で、唯一人本当に愛していた相手だったのかもしれません。裏切られた事に激昂し、堕ちていく転機になる。

別れた後も夕余さんの幻を見て取り乱し、アカヤが料亭みなとで働いていると聞くと夕余さんの行方を尋ねてしまう。待子さんへの不満も夕余さんとの比較から生じているわけですし。

そう、「母の面影」。あんな事が無ければ、夕余さんと末長く幸せに暮らしていけた人生もあり得たかもしれませんね。

桜井ゆるのさんはとても魅力的に夕余さんを演じてました。母性、にじみ出る優しさ、幸せそうな笑顔、前述した祭りの場面などの寂しさ儚さ、翔塀に手を握られた時の一瞬驚きからの微かな戸惑いの表情、考疑先生との最後の対話の場面の熱演も素晴らしかったです。(桜井ゆるのさん、3年半前の『ソラリネのユメ ふるこーす』で初めて観て、その後も数回舞台を観ていたのですが、今回ようやくご挨拶させていただきました)

 

 

 

 で、「母」という裏テーマの軸のもう片翼が石塚みづきさん演じる井辻英。

考疑先生の作家デビューにつながる作品の、プロ作家としての最初の「読者」として、ファンとして、そして担当編集者として、彼女は熱心に献身的に親身に本気に応援し支えてきました。そこに恋愛感情があったのかまでははっきりとはわかりません。でも、考疑先生に接する時の笑顔や目の表情は本当に輝いていて幸せそうでした。

そして「審判」の時。井辻先生の後ろで場のやり取りを哀しそうに辛そうに耐えている姿。あの時、英ちゃんは何を考えていたのだろう。

「作家の産み落とした作品を取り上げる」それが担当編集者としての役目。

考疑先生はおそらく夕余さんとの破局以降は作家としての自分こそが自分なのだと思っていたのでしょう。黒槍さんに名前を読み上げられた時にも「それは本名だ」と筆名こそが自分なのだと訂正してますし。

考疑先生が入水心中から川辺に這い上がってきた時、そこに英ちゃんが居合わせた事こそ運命。水の中から救い出される事、それはおそらく「分娩」の暗喩。一度、死の世界に旅立とうとした者が再び生まれ直した。あの描写はそういう事なのだと思います。そしてそれは徹路という1人の人間ではなく、考疑徹という作家、そして作品。

遺作を託された事で英ちゃんは文壇に名を残す考疑先生とその作品の「母」となり、夕余さんに殺してもらえなかった考疑先生はようやく英ちゃんに殺してもらえて生きる苦しみから解放され、考疑先生が死んで今後は二度と新しい作品が生まれない事により彼の担当編集者としての英ちゃんも死ぬ。

あの場面はそういう今までの全てが1つに結実する、真の「心中」の場面だと思うのです。ここの熱演、その後日談となる百華ちゃんとの対話場面、英ちゃんを演じる石塚みづきさんは凄いなと思いました。『VAGUENIGMA』でのヒミコも凄かったですが、この演技の幅。今後も期待したいです。

英ちゃん、この作品の中で私は英ちゃんが一番好きなキャラかもしれません。

 

 

「母」という点で女性たちを考えると、林真由美さん演じる姉の船子さんと、沖田桃果さん演じる女中さんは徹路の母親代わりだったのだなと。太宰も確か子守役の女性が母親代わりだったんですよね。

で、船子さん。役割としては地味な方ではあるんですけど、要所要所で良い表情をしていて流石です。こういう役に確実なキャストさんが配役されると安心して観ていられますね。林さん、『星降夜』の時も姉役がとても良かったですし。

 

 

三浦沙織さん演じる待子さん。旧姓は「海原」って字でいいのかな? この役も報われないというか、辛い事だらけですね。献身的に務めて平穏でいる場面では本人にとって幸せだったのかもしれませんけど。山本周五郎作品に出てくる様な芯のしっかりした女性を演じきって、沙織さん素敵でした。隙の無さ、考疑先生の求める夕余さんにあった「母性」とは違ったんだろうな。それが不幸。夕余さんとの対比としての重要性。

 

 

沖田桃果さん演じるテツコさん。この人はお腹の中の子の母親となってしまった事で、考疑先生の「母」からは脱落してしまったんだろうなと。

ただ、作品執筆に対する活力となったと語られていますので必要な存在ではあった。

水瀬ちゃんとは全然違う「小娘」感が出ていて、浦越家の女中との演じ分けもよかったです。

 

 

maicaさん演じるサキエさん。この人は終始、自分が大事であり、他者との比較であり、そもそも「母」の資格を持っていなかったんだろうなと。考疑先生の事もどれだけ本当に愛していたのか? だから考疑先生と入水心中をする権利を得ても、結局は水流に引き離され、1人で死んでいく事になった。運命が繋がっていなかった。

maicaさん、『VAGUENIGMA』の時に凛としてカッコ良さのあるお嬢様を演じてたイメージがあったので、それとのギャップもあって今回も観てて楽しかったです。

 

 

齋藤伸明さん演じる老人。この作品で一番不気味で表情も怖い。ツイッターである方に教えていただいたのですがディオゲネスが元ネタだそうで。よくセリフを聞き取ってみると確かにディオゲネスって自分で言ってました。セリフの意味などもいろいろ考えてみたのですが、この場面が挿入された理由がまだよくわかりません。薬の影響か、臨死体験による幻覚か、単に考疑先生の記憶から引き出されただけの、あまり意味の無い物だったかもしれませんが。

 

 

 回替わりエピソード。基本的には小説の題材探しのために取材するという形。

『斜陽』。元華族の物語。『VAGUENIGMA』でおなじみの高池順子さんから百華ちゃんルートと、彼津先生から考疑先生ルートで話が持ちかけられ、双方集まってという流れ。3編の中でもコミカルさに舵が切られ、振り回される考疑先生の挙動が新鮮。

「母」の息子への、死んでほしくないという愛。

植松はちこさん演じる順子さんも可愛いが、妻木尚美さん演じる まゑさんも可愛くて素晴らしい。百華ちゃんの百華ちゃんらしさ。

そんなコミカルな作風で、彼津先生のクズっぷりが描かれる。これは本編部分ではわからない事。

ところが、明るくは終わらず。借金のトラブルから彼津先生は新宿のサラギ組(『VAGUENIGMA』で出てきた暴力団ですよね?)に刺殺される。人生の無情さ。

 

 

魔笛』。私はこれが一番好き。英ちゃんからのルートで『VAGUENIGMA』の『絡糸』に登場した細維千早ちゃんへの取材。あちらが高校三年生だったのに対し、こちらでは一年生。

千早ちゃんの姉の遅美さんの性格、行動、手紙、そして事故死。厳格な父親と、娘を失った嘆き。姉妹の母は亡くなっていて、父の想いはそれだけ娘たちに向けられていたのだろう事が語られる。

ケセラセラ なるようになるさ」という歌。

千早ちゃんを演じるのはもちろん井上玲奈さん。『絡糸』の時のキリッとした性格と比較してずいぶんと柔らかい印象。姉を失って、自分が代わりにならなければという決意が生まれたのでしょう。そして、学園で更紗様への憧れへと繋がるのかなと。

『絡糸』で千早ちゃんが一番好きでした。だから今回その前日譚という感じで千早ちゃんのバックボーンが語られたのはとても感激でした。『絡糸』の時との演じ分け。とても期待できる女優さんだと思います。

遅美さんを演じるのは小宮弘子さん。所作が上品で、でも固くなく自由奔放さもあって。そして強い意志性もあって。とても可愛いです。歌声も素敵。

(小宮弘子さん、この方も3年半前の『ソラリネのユメ ふるこーす』で観て、そこで演じてたフユコ役がとても好きでした。ようやくまた舞台で観る事ができて、初めてご挨拶できて、とても嬉しかったです)

この細維姉妹と友人、こういう少女たちの可愛さも『女学生』などに見られる太宰作品の魅力の1つだと思います。この『魔笛』にはそれを感じました。

そして本編部分では良い印象のあまり無い飛垣翔塀。ここでは彼の性格の良い部分も少し語られています。考疑先生も翔塀に対してかなりのトゲトゲしい対応をしていてこれも新鮮。

 

 

『希匣』。薪場さんからのルートでサナトリウムまで出かけていって闘病患者の鳥羽オウイチの話を聞く事に。オウイチの恋心、その長い闘病生活の最後に少しだけ思い出が作られ報われ、そして死んでいく。

実は今回の事には真相があったのではないかと、ミステリー作品も書く向島さんが例えばの可能性として推理するのだが。これが真実だとするとオウイチは報われないなと。その代わりに、若くして死んでいく息子のために動く「母」の想いは描かれるのだけど。

本編では「審判」場面以外ではほとんどハッチャケてる向島さんの推理するという意外な面が見られますね。

 

 

物販では『VAGUENIGMA』シリーズの過去パンフを大人買いしまして。

あとはブロマイドの全種収納セットですね。これ、グッズ告知された時はその画像が印刷された物だと思い込んでいたのですが、実際は3段のフォトアルバムにブロマイド全種が収納されている物でした。バラで買うと7600円なのが4000円になりますし、元から20種類以上は買うつもりだったのですぐ飛びつきました。

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まあその他にもバラでけっこう買ったんですけどね。

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そちらには終演後のキャスト面会の時にご挨拶してサインをいただきました。6回のチャンスで11人にいただけたのはかなりがんばったと自分でも思います。しかもこのうち8人の方とは初めてのご挨拶でした。時間があればもっと他のキャストさん、特に男性キャストさんたちにもご挨拶したいところだったのですが、また次の機会を待ちます。

 

というわけで、観劇しながらいろいろ考えていた事を思いつくままに書き連ねてみました。出演者はみなさん誰もがとても魅力的でしたが、一部の方しか感想として書けなくて申しわけないです。

 

 

『INTRABORDER』はとても面白かった、そして、何度繰り返し観ても新しい何かに気づける作品でした。『VAGUENIGMA』と同じく内容的には人を選ぶ、好みの偏った作品だとは思います。でも私にとっては本当に楽しめたし、面白い作品を観た、凄い作品を観た、良い作品を観たと思いました。

『INTRABORDER』としてのシリーズは続くかどうかわかりませんけど、『VAGUENIGMA』と同様、これからも疾駆猿の公演を楽しみに待ち、佐藤信也さん、運営・案内スタッフのみなさん、出演者のみなさんの今後の活躍をまた楽しませていただける事を期待したいと思います。

ありがとうございました。