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シャーロック・ホームズ

映画(レイチェル・マクアダムス)


この作品に関しては3回目の記事になりますね。以前の記事に関しては劇場鑑賞時の日記BD購入時の日記をご覧ください。


さて、この作品のレイチェルは原作でも人気キャラであるアイリーン・アドラーを演じています。
アイリーンは原作では第1短編集である『シャーロック・ホームズの冒険(原題:THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMS)』の冒頭1作目に収録されている『ボヘミアの醜聞(原題:A Scandal in Bohemia)』ただ1作品にのみ登場するキャラなのですが、そういう作品のポジションもあって比較的読まれてる率が高い作品=記憶に残り易いキャラであると。さらにホームズが「あの女性」と呼ぶ特別な存在である事も描かれ、実際に作品の中でもホームズを手玉に取るわけで、人気が出るのも当然かなと思います。
で、原作の中では「今は亡きアイリーン・アドラー」という邦訳がされているのですが、「旧姓」と訳す事もできる様で、ファンの中では後者派が多いみたいですね。
ホームズは本格ミステリーからラノベまで様々な派生作品が後世の作家によって生まれてるわけですが、アイリーンの登場率も結構ありますね。中にはアイリーンを主役にした作品もありますし、それだけ彼女の人気が伺えます。


映画のアイリーンに戻ります。峰不二子的なキャラにアレンジされているというのは以前の記事にも書きました。
華やかなドレスに活動的なパンツルックと作品全体を通して色々な表情を魅せてくれます。
ホームズを翻弄し、黒幕の教授の威圧に震え、町のならず者をナイフで圧倒し、クライマックスでは銃をぶっ放す。
個人的には食肉加工場でのピンチにジタバタする姿と、その後の助かって顔面ギリギリ直前のノコギリを前にした時の表情とか最高ですね。ホテルでのセクシーさ炸裂な悪女風なとこも。
レイチェルにはなかなか珍しい役で、作品中の活躍度も高いですし、かなり見所のある美味しい役だと思いますね。
そうそう、ホームズの部屋のシーンで片手でクルミの殻を割ってるのな。どれだけ握力あるんだアイリーン?
で。細かいとこでは「今は旧姓のアドラーを名乗ってるの」というセリフあり。旧姓説が使われてるわけですな。ホームズがアイリーンのファイルを作ってる様に、実は様々な悪事を働いている様で、この辺りが峰不二子的。原作では「正体不明の怪しい女」とワトソンが表現してますが、具体的には描かれていないので本当に悪女系だったのかは不明なんですが。
ちなみに吹替の声優は佐古真弓さん。『恋とニュースのつくり方』でもレイチェルを吹き替えています。


そう言えば、以前の時は書いてなかったのですが、ワトソンの婚約者のメアリーもかなり素敵なキャラだなと思いましたね。ちょっと顔が馬っぽい感じなんで日本人好みでは無いですが、カットによってはホントに凛として存在感ある。ちなみにメアリーは原作では『四つの署名(原題:The Sign of Four)』に登場してワトソンとの出会いになるわけで、この映画の様にホームズと面識が無いという設定は改変なわけです。
後は、映像の細部に注目して見て行くと美術、小道具、モブキャラとかの素晴らしさが半端無いですな。