「雪の女王−あなたに伝えたい−」

このブログではまだ触れる機会がありませんでしたが、劇団ドリームクラブの2代目アイリ役の藍乃聖良ちゃん(今年の春に劇ドリから卒業しています)が今年に入ってから劇団ひまわりに所属する事になり、芸名を本名の「山下聖良」に戻して活動を続けています。
9月の22、23、27日に、その聖良ちゃんの劇団ひまわりでの初の大きなお仕事とも言えるミュージカル公演「雪の女王−あなたに伝えたい−」を観てきました。公演の各地ごとに出演者も別で、さらに東京公演でもトリプルキャストになっていて、聖良ちゃんは東京B班での3公演での出演でした。3公演で合計6時間ほどではありますが、それこそ氷雪の下で春を待つふきのとうの様に、本番に備えて稽古を続けてきた聖良ちゃんの想いがたくさん込められた舞台でした。


この作品はアンデルセンの作品を原作と表記してますが、実際にはほとんど関係ないですね。もちろん雪の女王は両方にいますが、女王は原作の方ではむしろ空気でほとんど登場しないですし。雪の女王が誰かを連れ去り、残された者がそれを取り戻しに行く。そういうアウトラインだけ共通という感じですね。この舞台版だとRPG的な味付けもされている印象も受けました。
ただ、ストーリー的には勢いで流している展開もいくつか感じられ、3回観てもどうしてそういう事になるのか理解できない場面もありました。それでも、断片的にキーワードはちりばめられていて、ある程度は物語の隠れている部分を想像する余地はあります。そういうのを意図して書かれた脚本とも思えませんが、ガチガチに構築した割りには破綻するよりは、観る側の感性に委ねるというのもありかもしれません。設定の説明を延々とする作風ではないですから。



聖良ちゃんの役はカレンという少女。妹のアンナと仲の良い姉妹で、そのアンナが雪の強い日に行方がわからなくなって。幼なじみのフランツと一緒に彼女を探している中、盗賊たちに襲われたり、そこをラップランドの領主の息子一行に救われ、彼らと一緒に雪の女王の居城を目指す。そういう流れです。
ポスターやパンフ、あるいは物販での比率などから見ても男性出演者たちが前面に出されていて。その事からもこの作品の主役は領主の息子のクリスなのだろうとは思います。雪の女王の送り込んだ「影」と戦うのは彼らでしたし、クライマックスでもクリスがとても重要な役割を担います。
しかし、聖良ちゃん演じるカレンも人間の中では妖精と通じ合う事のできる唯一のキャラで、それが状況を先に進めるきっかけとなり、アンナへの想いやクリスたちとの交流などの描写もよく描かれていて、感覚としては全体の6割くらいの場面では舞台上にいたのではないかと思います。もう1人の主役でしたよね。これは実際に観劇した人の多くが感じた事だと思います。
最初に出演発表された時はまさかここまで大きな役だとは思っていなくて、聖良ちゃんは出番も多くはない大勢いるキャラの1人なんだろうと受け取ってました。それがチラシの真ん中に聖良ちゃんの顔写真が来て、これはもしかしたらと期待していたら…配役が発表されたら思いっきりメインじゃないかと。うれしくて心躍りましたね。


アンナを演じる北島楓ちゃん。純粋なカレンと違って内面に少し尖った部分も持っているキャラで、コミカルな部分も多く柔らかい印象のカレンとの対比で感じられる硬質な演技の個性が素晴らしかったですね。特に女王とのからみは会話もダンスも華があって輝いてました。アンナもカレンと同じく重要なキャラですから、選ばれた楓ちゃんも実力は際立っているのが観ていてわかりましたね。


舞台セットは高低差があって中央が広い階段になっていて、それらを活用した動きのある場面が多かったですね。
また、傘を様々な見立てに使い、ある時は雪が舞う様、あるいは鏡、武器や灯りやソリや扉など。また高低差と組み合わせて傘を境に氷に覆われた大地の上下を表現するなど、演出面の工夫が素晴らしかったです。
それに、やはり雪や氷やクライマックスの明るさなどが印象に強く残るほど、光の明暗の演出としての照明が綺麗でした。
ミュージカルでもありますから音にもこだわっていて、音響も良かった。
それと、劇団ひまわり公演なので幼い子役も大勢出演していて、みんなの表情がとてもキラキラしていてまっすぐで、とてもパワーを感じました。この子たちも成長して実力をつけて、そうした「夢」や「未来」への想いもこの作品には込められている象徴なのだと思いました。
ただ、子役たちの登場する妖精パートと、男性陣の活躍するアクティブな殺陣パートとで作品の統一感が乖離している気もしますね。カレンがより多く登場して活躍するのは前者なので、後者の方は一歩引いて観てた感はあります。私はダンス系の場面も観るのは好きなので良いアクセントになって楽しめたと思いましたが。3班のうちBSP班の公演は子役が一切出てこない(フランツや、クリスの弟のカイも)ので大幅に展開が変わっているみたいですし、そちらなら作品の統一感は強く出ていたのかもしれません。


さて、聖良ちゃん。彼女の事を知ってからこの1年ちょっとで会場規模も様々な公演をいくつか観てきました。そんな中で魅力を感じてファンになったきっかけというのが「静」の演技だったわけです。表情だったり、ささやかな仕草だったり。特に表情は笑顔が可愛いのはもちろん、泣き、戸惑い、不安などが内面から抑えきれなくなって出てくる表情がとても魅力的で、この子はスゴいなと感じていたのですね。そして、このカレン役では舞台上をアチコチに動き回ったり、コミカルな場面もいくつもある事から、聖良ちゃんの「動」の演技も多く堪能できて、この点は劇団ひまわりに入ってからのお稽古の日々で一気に伸びた部分なのかもしれないですね。ミュージカルという作品の特徴にも引っ張られた点はあるかもしれませんが、手足の先まで全身を使って躍動感ある演技をしていましたし、顔や姿勢も場面によって大きく動いていて。ただ単に舞台上に立っていて台詞を発しているのではなく、「演技」という物を聖良ちゃんなりに咀嚼して動いているのが伝わってきた気がしました。まあ、今まで私が観た聖良ちゃんの役はあまり動き回るキャラではなかった事からの受ける印象の違いが大きいのかもしれませんが。
歌唱力、昨年の夏秋頃の音源だと弱いなとは思うのですが、ボーカル教室に通っての今年1月の発表会では格段に歌が上手くなっていましたし、その延長で経験値を積み重ねてきたのが今回ははっきりわかりましたね。だいたいミュージカルって主役級キャラのソロが聴きどころにもなると思うのですが、その期待に応えてくれる素敵な歌声でした。特に「幸せを探して」という曲は聴き惚れて歌詞も自然に憶えてしまいましたね。また、全体で歌っている時でも良い意味で「混ざってしまわない」、けれども必要以上に表にも出過ぎない、それでいて聖良ちゃんをはっきり感じられる歌唱だったと思います。
ダンス関係も良かったですね。女の子としては身長ある方なのでアンナや妖精たちとからんでいてもメリハリが効いているし、よさこいや劇ドリでの経験に加えて劇団ひまわりのお稽古で大きくステップアップした印象でした。
聖良ちゃんがこの舞台と役に出会えた事は、聖良ちゃん自身にとっても、私らファンにとっても本当に幸せな事なんだなと思いました。
何か、ほめてばかりな気もしますが。
ただ、私は聖良ちゃんのカレンしか観ていないわけで。当然他の2班のカレンもそれぞれの個性があって素晴らしいと思うのですよね。その2人のカレンと比較してこそ聖良カレンの良い所もイマイチな所ももっとはっきり見えてくるのではないか、そこを自分は見逃してしまってるんじゃないかとも感じるのですよ。ファンとして「可愛い」「良かった」だけでもいいのかもしれませんけど、「女優」としての聖良ちゃんを表面だけではなく、もう少し深く観たいじゃないですか。他の2人のカレン役はそのための良い比較対象だったかな。だから、他の班の公演も1回は観ておくべきだったかなーと、千秋楽が終わった後に思ったり。次にダブルキャスト、トリプルキャストの機会があったら、予定組めそうならそちらも観てみたいなと思いました。



劇ドリ以降、いろいろな舞台の感想などで「ありがとう」について言ってる気もしますが、今回も思いました。「ありがとう」は言うのは少し照れくさいかもしれないけど、想いを素直に伝えられて、相手を幸せにできる言葉なんだなと。
この「雪の女王」の中でも「ありがとう」という言葉は効果的に印象的に使われていますね。その趣旨を汲んで私もこれからも積極的に使っていきたいと思います。
素敵な作品、素敵な聖良ちゃんを観せていただき、ありがとうございました。



ちなみに私事ですが、今回初めて聖良ちゃんにスタンド花を贈らせていただきました。

「劇団ドリームクラブ―ホストガール ライブオンステージ in SHIBUYA REX」雑感

今回も公演日から2ヶ月近く経過してしまいました。早めに下書きなんかには手をつけていたのですが、書いては消して書き直してみたいな事を繰り返しておりました。なんやかんやで、こっそり更新させていただきます。



さて、2月27日に開催されたライブに昼夜公演ともに行ってきました。今回はナンバリングは付いてませんがライブとしては「Vol.5」に当たりますね。
DESEOと同じ渋谷ですが道玄坂にあるSHIBUYA REXというライブハウスでの開催です。DESEOと比較してREXはステージの位置が高く作られています。後部席は10cmほど高くなっていて、どこの位置からでもステージ上のキャストさんの顔は見れる様です。流石にそれより下は後部席からだと厳しいですが、会場の後上部にはモニターも設置されているのでそちらでステージ上でのやりとりを見る事も可能になっています。音響もかなり良いですね。また、ステージの幅が少し狭く、その代わりに奥行きがあった様に感じました。劇ドリライブとして使うにはやっぱり10人ちょいが限界かもしれませんね。箱としてもDESEOより人気で予約いっぱい気味との話も聞きましたので、なかなか思う様には使えないかもしれませんが。


今回の出演はみおさん、セッちゃん、玲香さん、魅杏、マリリン、受付さんの6人+昼のみペリ子さん。
また、今回は告知から開催日までの期間が1ヶ月を切っていた事に加えて月末の平日という事もあって、常連ピュア紳士勢の中には泣く泣く不参加という人が何人もいるという状況でした。それでも来れる人はけっこう集まっていましたね。
私の指名はもちろん玲香さん役の小板奈央美さんで昼夜チェキ付きでした。


MC進行役は昼の回がペリ子さんメインで状況によってセッちゃんが補佐に入る感じ。夜の回はセッちゃんが安定してがんばる感じでした。
ちなみにペリ子さんはホスガの制服を着てはいましたが曲は歌ってはいません。サイリウムの色的にはEDFペリ子のイメージから青系だと思っていたのですが(ディナーショーの時はそう言ってましたね)事前に発表された設定色は黄色で、一体どういう事なのかと実際に観てみたらセッちゃんに合わせた様な黄色アレンジ制服だったと。髪にはキューブもありました。


ライブ1曲目は全員による「恋・KOI☆week end!」でガッチリとつかみ安定。
2曲目は「絶対アイドル☆宣言」、みおさん。このタイミングでいきなりこの曲が来た事にも驚きましたが、それをセトリ構成担当してるみーりん自ら歌ってくれる事に感激でした。
3曲目は「Oh! Mama Go To」、セッちゃんと魅杏。最初は魅杏があまりやる気無さげに棒気味に歌っていたのですが、「ちゃんと歌ってくれないー」と泣き顔になったセッちゃんを魅杏がなだめて本気モードに切り替わるという演出。
4曲目は玲香さんの「Ride on time」、イントロ流れた瞬間に個人的にテンション上がってゲイコールも今回はしっかり出せたと思います。この曲をステージで歌うのは「Vol.1」以来実に1年振りとなりますが、歌も振りもさらに磨きがかかっていた様で感無量でした。
5曲目はマリリンと受付さんによる「横浜ラプソディー」のデュエット。こちらはまっすぐ歌い上げる感じで、後ほど2人がソロで歌う曲との雰囲気の差が出る事になっていて印象良かったです。


ここで幕間となるMCタイム。全員がステージに登場して「キングゲーム」という企画。まあ、所謂「王様ゲーム」です。
セッちゃん受難でホスガたちから「くすぐり責め」を受けたり。マリリンの命令でみおさんと受付さんがお互いのほっぺにキスして、それでマリリンの中の人がたまらず表に出てきたり。玲香さんが綺麗な背中を披露したり。バナナ琉球王国で買ってきたバナナの早食い対決をしたり。
最後はみんなで乾杯。これが直後のライブ2部の前振りになります。


ライブ2部は全てカワオケ演出が入ります。
6曲目は玲香さんの「ステキなmagician」、ディナーショーの時に続いて2回目となりますが今回はフル。1番の歌詞は普通モードでガチ歌唱ですが、間奏から酔って「Try! Try! Try!」と「1! 2! 3!」は一緒に歌ってやーとアピール。普段とはギャップのあるカワオケモードを魅せてくれました。こちらの曲でも私はイントロのゲイコールをがんばったつもりです。
7曲目はセッちゃんの「Hi!-Kin-goo」、けっこう荒ぶってた感じ。
8曲目は魅杏の「Real」、魅杏らしさ炸裂。
9曲目はマリリンで「月の露珠」、泣き上戸なところも演じてかなりやりたい放題。しっとりと歌い上げる原曲の印象がガラリと変わって素晴らしかったですね。
みおさんと受付さんの2人は今回のライブではカワオケ無しでした。


そして2回目となる幕間のMCタイム。ホスガを順番に呼んでいろいろお話をするパートですね。昼はマリリン&受付さん、みおさん&魅杏、玲香さんの順。夜は記憶薄くなってしまいましたが、1人ずつで受付さん、みおさん、マリリン、魅杏、玲香さんの順だったかな?間違ってたらごめんなさいです。


ライブ3部。
10曲目はみおさん&マリリンで「Stay with me! 」。本気モードで1番を歌い上げ、間奏中にマリリンが紳士たちにもっと本気で!と煽り、それに紳士たちも応える流れ。後半はマリリンも拳を振り上げ、ステージ上を跳ね回り、スカートがヒラヒラ舞って目のやり場に困るほど。歌い終わって「やればできるじゃない」とマリリン。
11曲目は受付さんの「風をあつめて」で安心して聴き惚れ。
12曲目は魅杏の「JEWEL」、最初の舞台の時の事が思い出される胸熱な選曲でした。
13曲目は玲香さん&セッちゃん。曲前の前振り会話からるい先生の曲を歌うのかと一瞬思わせて、玲香さんが「☆Paradise☆」と叫んで一気に会場のテンション高まります。ノノノの曲は以前にも歌っていた様にセッちゃんには普通にマッチするのですが、今回は玲香さんのはっちゃけ振りがハンパ無くて本当に楽しかったですね。
14曲目は全員が登場しての「Pure色100萬$☆」、やはり玲香さんが2番の振付けを踊っているのを観るのは感慨深い物がありますね。
歌い終わって全員がステージ裏に。そして「アルコール」コール。
再び登場してのアンコール曲。当然「Pure色」か「恋・KOI」が来ると思っていたところに意表を突かれるイントロが流れて。
15曲目は全員によるまさかの「あなたのそばにいたいのに」初披露でした。ずっと不在だった2人、遙華様の持ち歌2曲目は魅杏が以前に歌っていましたが、あすかの2曲目であるこの曲は今までずっと手つかずだったのです。待望の曲だっただけに感激した紳士たちも多かったと思います。みーりんも前から歌いたいって言ってましたからね。そして、今回のセトリでこの曲が採用された事で、「ドリクラZERO」までの曲に関しては劇ドリで全曲歌われた事になりますね。達成おめでとうございます。
そして本当に最後の曲となる16曲目に「恋・KOI☆week end!」を全員で。
これでライブは終演となります。


昼と夜の部の間にはチェキ会が開催されました。上にも書いた様に私はもちろん玲香さん2枚指名で。
チェキは今まではDESEO店でもディナーショーでも赤いソファーを使っていたのですが、今回は無し。
ライブ会場の一番後ろに簡易的なバーカウンターがあって、そこを利用する形。だからソファーではなくてカウンターチェアーに座ったり、その前でいろいろポーズをとったり。照明が今までより暗めだったので撮ったチェキも暗く写る感じになってしまいました。
撮影の間に多少の時間があるので、そこで少し小板さんとお話ができました。「この後、夜の部も来てくれるんですかー?」と振ってくれたので「もちろんです!」と力強く答えたらニッコリと笑ってくれました。この笑顔、本当に可愛くて嬉しかったです。


さて。夜の部が終わった後のキャストさんたちのあいさつの時です。公式に告知されるまでは一切口外しないとの約束で、玲香さん役の小板奈央美さんの劇ドリからの卒業が発表されました。公演後に本当に一切情報が漏れずにいて、紳士たちはピュアだなあと思いましたね。
卒業に関しては以前のブログ記事にも書いた様に昨年の春頃には心の準備はできていましたから、そういう驚きは無かったですね。公演日前の何人かのキャストさんたちのツイートからもある程度の予感はありましたが。それよりはとうとうその日が来たかと感極まって涙ぐみそうになりました。
もしこの日に仕事が休めなかったら私はチェキ会までで離脱していたので、そうだったら公式発表までは何も知らないままだったんですね。ですからあの時あの場所にいる事ができたのは本当に幸せだったと思います。その巡り合わせに感謝です。
小板さんと玲香さんの事については今までいろいろと書いてきましたから、これからも小板さんを一推しで応援していくつもりなのは変わりませんし。
小板さん、おつかれさまでした。今まで玲香さん役でいてくれてありがとうございました。これからのご活躍に期待しています。がんばってくださいね。


いつか2代目玲香さん役のキャストさんが発表されるかもしれませんが、私には小板さんの存在が大きすぎて、同じ様には推す事ができないかもしれないですね。どんな方かもわからない今の時点だからこそ主張しておくべきかなと。まあ、ゲームでの好きなホスガと劇ドリの推しキャストさんが一致していない紳士の人も多いので、私も玲香さん役のキャストさんにこだわる事も無いのかなと思います。当面は劇ドリでは聖良ちゃん一択で行きます。


あ、そうそう。今回の公演もカメラが入っていて夜の部が収録されていました。まだ「Vol.4」が販売されていないのでかなり先の事になっちゃうかもしれませんが、参加できなかった紳士も多い事もあるので、ぜひとも早く販売してほしいですね。その時には小板さんの卒業発表の場面も収録してほしいと切望します。

今回も小板さんにスタンド花を贈らせていただきました。会場のロビーがかなり狭いと事前に聞いていたので小さめのアレンジメントにする事も検討していましたが、結果的に玲香さん役卒業というタイミングでもあったわけで、スタンド花にして正解でした。設置はロビーではなく、入り口の階段踊り場でしたね。


それから、連名で出演キャストさん全員にスタンド花を、演出の深寅さんにアレンジメントを贈るという企画が今回もありましたので、例によって参加しました。


今年の8月には最初の舞台から2周年となりますので、何か特別なイベント…今回こそ舞台をやってくれないかなーと期待しています。イベントの期間が開いちゃうのでその前にライブがあったりするかもですね。それから昨年はTGSも好評だったので今年もお呼びがかかるかな?
劇団ドリームクラブの今後に期待しつつ、これからも応援していきます。

「劇団ドリームクラブ―ディナーショー2014」雑感

公演日から2ヶ月ほど経ってしまいました。今回はTGSの時の様にスルーの予定だったのですが、やはり玲香さんが出演しているのだから書いておかねばならないと急に思った次第です。とは言っても、軽く覚え書き程度でまとめようとは思います。


さて、昨年12月29日、渋谷の東京メインダイニングで開催されたディナーショーに行ってきました。
ライブVol.2以来久々に玲香さんが出演されましたし、2期メンが5人揃ったのもVol.3以来5ヶ月振りになりました。
また、TGSでMCを務めたペリ子こと青島祐子さん、同じくTGSで雨情さんと一緒に「お姉チャンバラ」の公式コスプレイヤーだった七井しおりさん、D3Pの岡島さんもゲスト出演されました。


入場するとドリクラの楽曲アレンジがピアノで生演奏。かなり耳に心地良くて、CD化してほしいとみんなで言ってましたね。
会場内はテーブル席がずらーっと。私はステージ中央に対して正面の最前席を確保しました。会場の一番後ろにはボックス席があって、赤ソファーの1つがチェキ撮影に使用されました。
食事はビュッフェ式なのですが、ライブの時のMCと同じでステージをちゃんと観たいじゃないですか。だからなかなか席を離れられず、結局2皿食べただけで終わってしまいました。


開演して1曲目は出演ホスガ全員による「恋・KOI☆week end!」
そのまま続いて
2.「Hi!-Kin-goo」セッちゃん
3.「時間のカケラ」るい先生
4.「O-Share is Noko-ism!」ユウエル
5.「月の露珠」マリリン
6.「Real」魅杏
7.「半分はママのシナリオ」みおさん
曲の合間には準備時間も兼ねてホスガ交代のやり取りが色々ありました。

前半ステージの後はMCタイム。司会はペリ子と岡島さん。ホスガが1人ずつ呼ばれて、持ち時間が終わったら会場の後ろで順番にチェキ撮影という流れです。
順番はるい先生、ナオ、マリリン、受付さん、玲香さん、理保、ユウ、エル、セッちゃん、アイリ、みおさん、ノノノ、魅杏。そして最後にペリ子。
MCタイムは一応「反省会」というアナウンスで、主に岡島さんが質問してホスガが答える形でした。でも、もう少し質問の内容を練ってほしかったなとも思いました。それでも、ホスガとしてではなく中の人が出てくるパターンが多くて楽しいリアクションもたくさん観れたのですけど。
それと、チェキ同時進行の弊害で一部しっかり観る事ができなかったのが少し残念でした。私の場合は玲香さんとのチェキの時がアイリのMCに重なってしまって、断片的に聴く事しかできなかったのです。
チェキもかなり時間がかかってしまって、公演後に数人分残って撮影する形になってましたね。この辺もプログラム構成に練り込み不足だった感があります。
MCタイムの次はクロスマージ撮影会。ここでもステージ最前付近にポジション取れましたが、スマホのカメラではあまり良い写真が撮れず残念。
雨情さんと七井さんが「お姉チャン」のコスプレをして登場、ホスガ1人と一緒にポージングを繰り返すという流れです。なので当然ながらるい先生だけは不在となりました。

続いてステージ第2部。
8.「☆Paradise☆」ノノノ
9.「愛しきHero!」ナオ
10.「TimeTraveler」アイリ
11.「ステキなmagician」玲香さん
12.「風をあつめて」受付さん
13.「絶対アイドル☆宣言」理保
14.「Pure色100萬$☆」全員
そしてアンコール曲も「Pure色100萬$☆」でした。


最後にホスガとピュア紳士淑女全員による集合写真撮影。現時点でまだ届いてはいませんが、私の頭にガシガシと革手袋が押し付けられていたので真後ろは代表だったはずです。
撮影終わった後、振り向いてステージ上のホスガの何人かと挨拶したりハイタッチしたり。
そんな感じで夢の様なディナーショーが幕を閉じました。
初めてのイベントだという事もあって急いでまとめた感じがある構成でしたが、今年の年末もさらに良いディナーショーを開催してほしいですね。


玲香さん。MCタイムには中の人が出てきて、代表の質問を飄々とかわしていましたね。グラタンが好き、おぼえました。
アイリとのやり取りではボーリングの投球フォームが印象的でした。
初めての玲香さんとのチェキ。とうとう実現しました。この時に少しお話もできて、考えてみれば玲香さんとして衣装とウィッグを付けた小板さんとお話するのもこれが初めてなんですよね。本当に幸せな時間でした。
それから、私は以前から名刺サイズのカードにホスガの拙いイラストを描いてキャストさんたちに順番に贈っていたのですが、ようやくこの日に小板さんにも玲香さんを贈る事ができました。
それと、このディナーショーではキャストさんが持ち帰れる物しか贈れないという条件があったため、スタンド花やアレンジメントフラワーはNG。その代わり、ピュア紳士有志で打ち合わせをして全員に花束を贈ろうという企画が立ちまして、私は小板さんと聖良ちゃんに同じ花束を贈らせていただきました。


とり急ぎ、簡単なレポートで失礼しました。
今年も劇団ドリームクラブに期待しています。

「ソラリネのユメ Vol.7 ふるこーす」


昨年12月の19、20、23日に劇団ドリームクラブ2代目アイリ役でおなじみ藍乃聖良ちゃんの出演する舞台「ソラリネのユメ Vol.7 ふるこーす」を観に行ってきました。場所は自由が丘のギャラリーサイズ。マンションの1室をそのままカフェの店内として見立てた独特の雰囲気が漂う舞台でした。


この作品は1990年の「ないふ」、2002年の「ふぉーく」、2014年の「すぷーん」の3部構成オムニバスになっていて、それぞれがカフェの開店時のいきさつ、営業時の様子、閉店から数年その後を切り取った形になっています。それぞれを独立した物語として楽しむ事もできますが、物語背景はつながっていて、一部のキャラが年代をまたいで出演していたり、血縁関係にあるキャラが別の物語で登場したりと、その辺りの関係を理解できればより深く味わえる様になっています。公演前からそれぞれの年代が違うと予告されていましたので、最初に「ふぉーく」を観た時に配布されたキャスト表を見て少しだけ人物関係は想像できました。その予想以上の驚きも隠されていたわけですが。
さて、私は「ふぉーく」「ふぉーく」「すぷーん」「ないふ」「ふぉーく」という順番で観ました。




まずは「ふぉーく」。藍乃聖良ちゃんが出演していたのはこちらです。
カフェ開店から12年、常連のお客さんもついて、3人の女の子がバイトとして勤務していて、とても柔らかい空気に包まれたコミカルな作風でした。
開演前からカウンターではフカオ店長が読書をしていて、客席では作家のモミジノ先生がパソの前で執筆のアイディアをひねり出そうと苦戦している、そこに休憩中だったバイトのナホコちゃんが戻ってきて物語は始まります。
お店のお客さんに何かしらのドラマが起きていて、それを傍からながめてるバイトの女の子が無責任にあれこれ会話するというのがだいたいの感じでした。店長だけはオーダー品を作る時以外は始終読書をしていて女の子たちに問いかけられた時なども全く言葉を発せずうなづいたりするだけ。カフェ内で繰り広げられるドラマにもほとんど反応を見せず、不思議な印象を与えてくれるキャラです。


聖良ちゃんの演じたミチルちゃんは、ツヨシ(ツヨポン)とジュンコさん夫婦との間に入った不倫相手という役柄。大学卒業間近のキャラなので演じる聖良ちゃんと同年代という事になりますね。不倫相手とは言っても女子高生っぽさが抜けていないような可愛いタイプで、ミチルちゃん本人からすれば不倫と意識する以前に、純粋に恋した相手にたまたま奥さんがいたという感覚なんだろうなと思いました。
尻に敷かれている気弱なタイプの婿養子のツヨポンと、とても気が強くて場の空気をリードするタイプのジュンコさんに挟まれるミチルちゃん。相手に対する表情…特に目の演技は印象に残りましたね。ジュンコさんへの強い口調も、ツヨポンへの優しさや戸惑いも、よく伝わってきました。
不倫、別れる別れないの修羅場という事もあって、会話のテンポも良く、けっこう過激な発言なんかも飛び出て、今まで観てきた役たちとは一風変わった聖良ちゃんの魅力を堪能できました。
あ、でもジュンコさんもツヨポンの事をちゃんと好きだったんだって思いました。あの人はああいう態度しかとれない不器用で誤解されやすい人なんですよ、きっと。
ツヨポンも、この思い出の場所のカフェだからこそはっきりとジュンコさんに「別れよう」宣言できたんですよね。ミチルちゃんとの愛もその後押しとなったのでしょうけど、最初にミチルちゃんから力をもらったこのカフェだからこそね。


高校生男女のお客さんがお互いに告白してつきあう事になるエピソード。こちらもとても初々しくて可愛いカップルでした。当初は聖良ちゃんはこちらの女子高生役だったとの事で、これはこれでちょっと観てみたかった気もしますね。


モミジノ先生のパートでは主に編集者のオカザキさんとのやり取りが描かれるのですが、先生のファンのエダノさんが序盤から登場していて、その都度細かいリアクションと言うか小芝居を演じていて可愛く楽しかったです。舞台中央奥にもカフェの客席が設置されていて、エダノさんがそこに座って店内のモミジノ先生の様子をうかがうという演出もありましたが、観客席の両サイド辺りからは見えなかったんじゃないでしょうか。
で、モミジノ先生のスランプに聞き耳を立てていたエダノさんが黙っていられなくなり、感想を伝えて励まして結果的にスランプへのアドバイスをする事になる。ここの場面もとても熱が入っていて引き込まれました。


バイトの女の子たちにモミジノ先生とオカザキさんを加えてのクリスマス会。オカザキさんとバイトのナホコさんは交際しているのですが、この場面でお互いを大切に想ってる事や、このカフェがどれだけいろんな思い出を作ってきたかが語られます。この辺りが「すぷーん」につながっていくわけですね。
このクリスマス回の後で元バイトのコトエさんが店長に告白をして、その時に初めて店長が口を開いて拒絶する事になります。もう人とは深く関わりを持たないために話さない、それは業で、カフェをオープンした時の夢は潰えてしまって、今は罪滅ぼしで続けているんだと。その会話をモミジノ先生が聞いてしまって、それが創作のアイディアになると。この場面のやりとりが「ないふ」や「すぷーん」とリンクする事になります。


そして最後はまた日常のカフェ風景に戻って幕となります。店長関係の不安を残してるとは言え、ほとんどのキャラが幸せになりそうな、そんなあたたかい雰囲気の物語でした。
最後の場面で高校生カップルも来店するのですが、たまたま私が観た3回は全て別のカップルが登場してましたね。劇中で告白が実ったキョウコとアキラの2人、「すぷーん」に登場するケンスケとメグミの2人、そして千秋楽では特別ゲストの2人。シナリオに描かれていないところでもこうやって多くの人々の思い出と幸せを作っているのだと、深く沁みてきました。




さて、次に観たのは現代にあたる「すぷーん」でした。店内のテーブルや椅子には布がかけられていて、不動産業者が登場。カフェ閉店から2年ほど経過している事が語られます。やがてナイトウスミレさん一行、ツルマキワカナさんと彼氏、弁護士とその助手が現れます。
「ふぉーく」で登場していたフカオ店長が死去していて、このカフェを娘のワカナさんと、友人ナイトウ氏の娘スミレさんに譲渡する、その遺産相続の事で集まって話し合いをする事になります。
ワカナさんもスミレさんも父親とは疎遠だったとの事で、物件を売却してその金額を分割相続する方向にまとまりかけますが。
ところがカフェが開いてると勘違いして訪れたケンスケとメグミの夫婦、店長の死去を知って弔問にやってきた編集のオカザキさんによって、カフェが多くの人の思い出となった事を知らされ結論は変わってきます。ワカナさんはもう一度この場所でカフェを開きたい、そこでスミレさんに共同経営者になってほしいと。スミレさんは遺産相続権を放棄して全てワカナさんに一任すると。
そして最後はカフェが無事にオープンして大団円となります。
途中、ワカナさんが身勝手な彼氏と別れる決断をしたり、スミレさんの親戚のシオリさんが東京で1人暮らしをする事を決めてカフェで働く事になったり、この辺りの要素がテーマにつながっているのかと思いました。
この「すぷーん」ではワカナさんが、特に彼氏との会話の時に繊細な感情表現をされていて印象に強く残りました。
それからシオリさんですね。「ふぉーく」と比べると淡々とマジメな展開が続く中でシオリさんのキャラ性は清涼剤の様に場をなごませてくれました。こういう可愛らしさのあるさっぱりしたお姉さんってステキですわ。




そして3本目は「ないふ」。ナイフというイメージが現れている様な、こちらの心をえぐってくる観ていてツラくなる作風でした。
フカオさんが仲間とカフェ開店準備をする描写から物語は始まります。この時点ではフカオさんには何も起きていないので「ふぉーく」の時とは異なり普通の若者と同じ様に明るいキャラクターとして描かれています。
乱暴な口調のナイトウさんが「すぷーん」のスミレの父親、その彼女であるマナミさんをスミレさんと同じ永井友加里さんが演じている事から母親であるとわかります。
それから同じマンションにある花屋のお嬢さんの名前がツルマキミソノさんで、フカオさんが彼女に恋をするという展開からこの2人も「すぷーん」のワカナさんにつながるわけですね。
不動産業者も「すぷーん」に登場する業者と同じ姓である事から親子だと。
で、フカオさんとミソノさんと仲間3組のカップルのやりとりを交えて開店への準備が順調に進んで行く中、ガラの悪い男が現れて不穏な空気が漂ってきます。
最終的にフカオさんは信じていた仲間に裏切られ、自らも罪を犯し、そして仲間たちとの二度と会わない別れを経て、それでもカフェを続けて行く事になります。最後は絶望に沈むフカオさんにそっとミソノさんが寄り添って幕となります。
「ふぉーく」で少しだけ語られていたフカオ店長の過去がこの「ないふ」で明らかになり、ここでの人間関係が「すぷーん」へとつながり幾つかの疑問の答えとなるわけですね。
他の2編とはかなり雰囲気の異なる作品で、人間の暗い部分を描いています。
そんな中でフユコちゃんというキャラがとても可愛くて。好きな彼とお揃いのスカジャンを着ていたり、周囲にバレバレの恋心を否定しちゃったり、目の上のゴミを取るからと言ってそのままキスしたり、そして告白。さらには彼のために道を踏み外す。
健気でとっても良かったですね。でも、この物語が崩壊するその一因にもなってしまってせつないです。彼女たちの結末は語られていませんし、どう考えても不幸な結末しか待っていないような予感しかしないのですが、こういう子こそ幸せになってほしいですね。




「ふるこーす」3作品、流れを追えば「ないふ」という悲劇から物語は始まるわけですが、フカオ店長がカフェを営業していた事は彼の意図した物ではなかったかもしれませんが「ふぉーく」で語られた事で意味を持ちます。そこで働いていた女の子たちやお客さんたちの幸せな思い出を作った大切な場所として。そういう想いが「すぷーん」で娘たちに伝わり、本来のフカオ店長…悲劇に絶望する前のフカオ店長の夢を受け継ぐ形でワカナさんが新しく思い出となるカフェを続けていく。それで「ないふ」のキャラたちも結果的に救われたのだと思います。
この作品全体を通してのテーマは何でしょうか? まず思いつくのが「隠されていた事」「言えずにいた事」が明らかになる。「ないふ」ではそれが悲劇に一直線となってしまいますが、もしもっと早くから周囲に明らかにしていたら、よりよい対策を取って少しはマシな結末を迎えていたかもしれません。
「ふぉーく」ではそれをはっきりと口にする事でそれぞれの関係がおそらく良い方向に向かいます。
「すぷーん」ではかつてのお客さんからの「幸せ」が伝わり、ワカナさん自身も気持ちを伝え、それが一番理想的な形のエンディングへと導いていったのでしょう。
人は他人の考えてる事なんてわからないし、それが伝わらない事で誤解も生じる。言葉にしたからといって、それが良い結果になるとは限らないけど。でも、言葉にしなければ何も始まらない場合だってあるし。
伝える事は大事、言葉は大事。相手に誤解されないよう言葉を選ぶ事も大事。でも、そういった事の底にあるのは相手への想い、それが一番大事。
「ふぉーく」だけの観劇でも色々と感じ取れる事ができたと思います。でも、3作品とも「ふるこーす」で味わう事で、より深く多くの事を感じて考えました。とてもステキな作品をありがとうございました。「ソラリネ」という名前、憶えておきます。




「ふぉーく」終演後、都合3回ほど聖良ちゃんと面会させていただきました。面会時間はそれほど長くはなかったのですが、19日の時は会いに来たのが私だけだったので独占させていただく事に。20日と23日の時は仲間のピュア紳士と一緒の面会で。
けっこういろんな話ができました。この時も私が振った話題に即座に冗談っぽいリアクションを返してくれて、やっぱりアドリブ力を持っているなあと感心。これからも様々なお仕事を通じて成長していくその活躍を応援していきたいですね。

聖良ちゃん予約指名特典という事でブロマイド各種と特製チロルチョコ3種をいただきました。最高のクリスマスプレゼント。

「朗毒笑〜RouDokuShow〜」


昨年の12月13日。劇団ドリームクラブのセッちゃん役でおなじみ、姫野つばささんの出演する朗読劇「朗毒笑〜RouDokuShow〜」を昼夜2公演とも観に行ってきました。
場所は代々木駅から歩いてすぐの金魚CAFE。白いカレーとかナシゴレンとかワッフルとか美味しそうなメニューが並んでいましたが、この日は注文できずドリンクのみ。こじんまりとした店内に目一杯お客さんが詰めての観劇です。
キャストさん5人が一番奥の狭い一角に並んで立ち、台本片手に熱演というスタイルでした。
昼の部の時は最前列の姫ちゃんの前の席を確保したのですが、見上げる姿勢になり台本に隠れて姫ちゃんのお顔は全く見えない様な状態でしたね。なので朗読劇という事もあり、観るというより目を閉じてじっと聴き入って作品世界に浸るという感じになりました。


朗読された作品は昼夜とも30分ほどの作品が3本ずつ。それぞれの間に休憩をはさむ流れでした。
公演タイトルに現れている様に「朗らか」「毒」「笑い」というテーマに合わせた様な作品構成で。
昼1作目はアパートの住人たちによるほっこりする話。昼夜2作目は共通でサイコな話。昼3作目は2人の占い師のところに来た男女を同時に描くコメディ色強い話。夜1作目はお姫様と爺と謁見する若者たちの話。夜3作目はクリスマスの夜を舞台にしたちょっと心があたたかくなる話。
2作目は重い雰囲気ではありましたが、他の作品はどれも聴いてて楽しかったですね。会話によって成り立ってる作品のため、その会話の掛け合いがテンポ良くてその世界に引き込まれました。個人的には昼3作目の「占い」がけっこうツボでした。
出演者のみなさん、声が本当に印象的で澄んでいて耳に心地良かったです。姫ちゃんも今まではどうしてもセッちゃんの演技と素に近い声のイメージしかなかったのですが、今回は役によって声を使い分けていて、いろいろなタイプの演技を堪能できました。流石に声優さんはスゴいなと。
ほとんど目を閉じての観劇となったわけですが、時々目を開けた時に大原誠さんの表情が特に目に入ってきまして。この方は目線や表情でけっこう演技を付けていて印象に残りました。
軽い感覚で複数の作品を楽しめる上、臨場感もあって満足度は高いイベントでした。また次回があればぜひ観に行きたいですね。

姫ちゃんとセッちゃんの2ショットドリスナ。照明の位置関係でちょっと暗くなってしまって申しわけないです。

チラシと物販のポストカード&生写真コンプセット。ドット絵はピュア紳士仲間のやいば〜んさんの作品。生写真には姫ちゃんからサインをいただきました。ありがとうございました。最初の舞台ドリクラから1年以上経つのに、姫ちゃんとはこの日がようやくの初対面でした。感激。


余談ですが、昼夜公演の間に時間があったのでピュア紳士仲間のまやさんと一緒に新宿のアニONに行ってきました。もちろん、ここで働いている劇ドリのエル役でおなじみ沖田亜依ちゃんに会うのが目的でした。
そして、夜の部では同じく劇ドリのユウ役の卯野春香ちゃんが観劇に来てましたのでごあいさつを。同じ日にユウエルの両方に会えたわけです。

「劇団ドリクラ ホストガールライブオンステージvol.4」雑感

公演日から1ヶ月以上経っちゃいましたね、ごめんなさい。いやー、ディナーショー前には更新するつもりだったのですが(汗
11月28日「いいにわとりの日」に、おなじみの渋谷DESEOで開催されまして、今回も昼夜2公演に行ってきました。

前回のvol.3との間にTGSでのステージや4週に渡って放送されたニコ生支店の影響もあってか、新規の方や劇ドリイベントに来るのは久々という方もけっこういたのではないかと思います。
今回は1期メンがみおさん、セッちゃん、魅杏、るい先生、ユウ、エルという常連組と、昼のみ亜麻音ちん、夜のみナオが出演。
2期は理保、マリリン、アイリ、受付さんが出演で、トータル12人となりました。
TGSの時にはメンテナンスだったアイリが合流してくれた一方で、残念ながらノノノが不在に。来年以降は積極的に出演してくれると期待できそうですので、ここは我慢ですね。
私の指名は2枚ともアイリ役の藍乃聖良ちゃんで、チェキ付きを購入しました。前回の記事で「玲香さん以外とはチェキ撮らない」と言い切っちゃってましたが、『MOTHER』の記事で書いた様に聖良ちゃん本人に「撮りましょうよ」と誘われて断れるわけがない。今までにも聖良ちゃん推しは十分に主張していますが、これからは「1期メンは小板さん推し、2期メンは聖良ちゃん推し」という方向で動きたいと思います。
ちなみに私が観ていた場所は昼は最前列ほぼ中央、夜は3列目くらいの中央から少し左にずれた辺りですね。「恋・koi」のラストの頃にマリリンのちょうど正面に位置する辺り。


さて、受付さんが登場して開演。そのまま接客パートに入ります。今回は2人ずつですね。昼の部ではマリリン、理保。夜の部はアイリ、るい先生。
アイリは「口癖」の話題を出して最初に観客に振るのですが応えが返ってこなくてショボーン。私もとっさの事に考えてしまってリアクションを返せなかったのですが、そこでアイリは「お客様に聞いているのですよ?…こんなにいるのに誰も応えてくれないのです…」と。ここ笑いました。接客パートは脚本無しでキャストに任されているとの事ですが、あらかじめ反応を何パターンか考えていたのか、その場のアドリブだったのかは不明ですが、かなりアイリっぽさが出ていたと思います。酔ってからはサイリウムの話題、「わたくしの事を今日はたっくさん応援してくださいね」と。ちなみに私は今回3本用意してきたキンブレの1本がアイリの青固定だったので、アイリの出番がある時は必ずそれを振っていました。で、両手を前に突き出しての安定した可愛さのバイバイで退場。


ステージパートは3部に分かれて、その合間に人気のセッちゃんMCコーナーが入る構成。
そうそう、今回はホスガがステージに登場する前に曲によっては前振りナレーションが流れて、それが歌う楽曲のヒントになってたりしました。
最初の曲は理保の「カンパイ☆LOVE」。歌詞もダンスも可愛くてノリの良い曲なのでツカミとしてはピッタリな選曲。vol.3では2期メンは持ち歌1曲だったので、今回はもう1曲の持ち歌も披露されると思っていましたので、予想通りにやっぱり来たかという感じです。
昼の部だと理保の接客の直後なので流れとしては自然な印象でしたね。あ、昼はちょっとマイク関係でアクシデントがありましたが、理保はしっかり乗り切ってくれました。この辺りの適応力は流石だと思います。
2曲目、セッちゃんによる「ミライはNO!NO!NO!」。本来はノノノの曲ですが、これで今回から持ち歌シャッフルが導入された事になりますね。それ以外のサプライズを伏せる意味も含めて、セットリストは終演後に配られました。何の事前情報も無い状態で参加した昼の部は次に何が来るか、ワクワク感ハンパ無かったです。
で、細かく元気に動くこの楽曲はセッちゃんにとても合っていたと思います。登場前のナレーションで「肉食」って言ってたのはもちろん歌詞に合わせてるのですが、ノノノ役の高尾ちゃんを連想して笑ってしまいました。
3曲目、魅杏による「Happy & Pride」。遙華様の持ち歌で、昨年8月の舞台での両者の関係性を連想してしまいますね。あの時の「JEWEL」も合わせて、魅杏は遙華様の曲を両方披露した事になります。やっぱり遙華様本人以外だと魅杏が一番しっくり来る気がします。
4曲目、ここで今までと曲調が変わってしっとりとしたバラード。マリリンとるい先生の「月の露珠」デュエット。安定した歌唱力を持っている柚木さんに、グングンと歌が上手くなっている雨情さん。聴き惚れてしまうほど良いペアでした。
5曲目、アイリがユウ、エルを伴っての持ち歌「Time Traveler」。舞台版で先代アイリとノノノがみおナオと一緒に歌った曲ですね。聖良ちゃんとしては初披露になります。ロボットダンスってしっかりとした場所で動作を止めてポーズ決めないと不安定さが出てしまうと思うのですが、3人ともかなりがんばって安定してたと思いますね。


ここで最初のセッちゃんMCコーナー。本来ならトイレタイムという名目ですが、本当にトイレに行った前例は亜麻音ちんオンリーだそうです。
昼の部は「Dr.雪の診療室」という設定だったかな?夜の部は「雪子の部屋」という設定でした。
昼はアイリ、魅杏、理保、亜麻音ちん、夜はアイリ、魅杏、理保とナオ同時に登場という順番。
アイリは役になり切っていて独特の間が微笑ましかったですね。この面子の中ですと、やっぱりセッちゃんと魅杏の掛け合いは最高だと思いました。
夜の部では理保ナオの時にTGSバウムクーヘン早食い大会の話題が出まして、その流れからこの場でそれを再現する形に。セッちゃん理保ナオに加えてまさかの伏兵マリリンが登場。つらすぎてもうやりたくないと主張するみおさんがトレーに「どう見ても同じ大きさ」のバウムクーヘンを4片乗せて笑顔で登場。ああ、これあれだ。よく騙し絵とかである目の錯覚で大きく見えるやつだw その何故か大きく見える1片は偶然にもナオの手にw
そしてツラい戦いの中で本気出したマリリンが商品のVITA版「地球防衛軍2 Wパック」をゲット。
その後にお口直しとして用意されたドリンクがナオだけ色が違う「みおさん特製ドリンク」w


ステージパート第2部。
昼の部は6曲目、亜麻音ちんの「夢見るCaged Bird」。亜麻音ちんは常連組ではないものの、安定していて流石だと思いましたね。今回は途中からカワオケモードで「ほんとろ」を披露してくれました。
夜の部は6曲目、ナオの「Glory Days」。でも、先ほどのバウムクーヘン対決のダメージが残ってか登場まで間が開く事に。
しかし、ナオはいじられやすいキャラではあるけど、MCなどでは本質の可愛らしさが出ていて人気があるのわかりますよね。
こちらの曲も途中からカワオケモードに突入、はっちゃけて楽しそうに歌ってくれました。
で、7曲目は受付さんの「風をあつめて」。「マージャンドリクラ」の主題歌で受付さんの持ち歌。以前から「受付さんならこの曲をぜひ」とTwitterなどでも待望される意見が繰り返し見られていましたし、みーりんさんもそれに対して積極的と見える反応を顕していましたので、そのうちいつか実現するかなとは思ってました。でも元から振付け自体が作られていませんし、公式に設定されていない物をゼロから作るのはとてもハードルが高いですから、まだ時間かかるだろうなと。それがこんなに早く実現するのは本当に驚きましたね。右手を歌詞に合わせてかなり動かしていていろいろなアクセントが効いてましたね。受付さんらしさが出ている上にけっこう可愛らしい振付けになっていて、見所たっぷりな曲でした。
8曲目、みおさんの「ステキなmagician☆」。私、公演前に「誰かがステマ歌ってくれたら泣く」とつぶやきましたが、本当に来てくれるとは。しかも、みおさんが直々に…はい、本当に涙ぐみながら、私も一緒になって口ずさんでました。
みおさんの持ち歌と違ってゆったりめな曲ですが、みおさんの声の可愛らしさとマッチしてましたね。
9曲目、アイリの「コイヲシテイマス」。今回はきっちりフルコーラス。間奏中に「楽しんでますか?盛り上がってますか?全然足りないのです」と煽るMC。それに観客側が精一杯応えてアイリもニッコリ。そして受付さん登場でドリンクが差し入れられる演出を入れてカワオケモードに突入。Cメロ直前にアルコールが分解されて、その後は綺麗に歌い上げるという演出でした。
10曲目、るい先生の「イケないLipStick」をZERO Ver.での披露。いつもとは印象がかなり変わって、疾走感は抑えられ気味になりましたが、るい先生の歌唱力は強調された様な感じになってましたね。
昼の部11曲目は亜麻音ちんとみおさんの「sweet×2☆summer」。気持ちよく乗れる曲で、みんな大声で「さーんしゃーいん!」とコールしてましたね。
夜の部11曲目、ナオとみおさんの「愛しきHero!」こちらも定番のノリの良い曲で、特にハイキックの時には会場が沸きに沸いてました。


ここで2回目のセッちゃんMCコーナー。昼夜とも受付さん、ユウエル、るい先生、みおさん、マリリンという順番。受付さんはこの後に歌う事になる楽曲の前振りをしてましたね。るい先生はつい関西アクセントが出るのを「仲良しの玲香さんといつも一緒にいるから移ってしまった」と。みおさんは昼の部では素のみーりんに戻ったり、玲香さんからのメッセージを読み上げてくれました。マリリンはセッちゃんと乾杯して、そのままステージに残ります。


そしてステージパート第3部。
12曲目は酔ってふらふらのマリリン、「横浜ラプソディー」完全カワオケ Ver.。これを再現しきれる柚木さんも流石ですよね。声量もあって、演劇系のキャリアを活かせる彼女ならではの、役に入りきったステージだったと思います。
13曲目、魅杏、みおさん、昼は亜麻音ちん、夜はナオの3人による「☆Paradise☆」。動きも激しくてノリも良い曲なので会場もかなり盛り上がりました。
14曲目、セッちゃんと受付さんの「Oh! Mama Go To」。MCコーナーでの前振りがこの曲ですね。vol.3ではるい先生と「Hi!-Kin-goo」を披露してくれましたが、あの時以上に先生と生徒感が…。
15曲目、理保、ユウ、エルによる「絶対アイドル☆宣言」。この曲は特に盛り上がる曲でもあるし、理保のMC付きでもあるし、ライブの締めという印象がありますね。心菜さんも自分の持ち歌としてかなり安定感が出て来た様に感じました。vol.3やTGSを経て、さらに理保らしくなってきていると思います。
と、ここで全く予想してなかった16曲目。ユウ、エルによる「O-share is Noko-ism!」、まさかの5号店のノコの持ち歌です。
これも確かにTwitter上で「5号店の曲もいずれ歌ってほしい」みたいな意見はありましたし、私もみおさんに「Hallelujah!」を歌ってほしいとつぶやいた事があります。その時にみーりんから好意的なリプをいただいたのですが、まさか実現するなんて露ほども思っていなかったわけで。ニコ生やDVDでは夜の部の収録なのですが、昼の部での紳士たちのどよめきと言ったら、それは凄い物でした。
とにかく、ユウエル。8月の舞台からこっち、バックダンサー役として他のキャストさんの誰よりも数多くの楽曲の経験値を積んでますし、まだまだ伸び代はたくさんあって期待です。「絶対アイドル☆宣言」の後、トリを任されるほどになったわけですから素晴らしいですよね。2人の振付けも可愛らしくノリも良い曲で最高潮に盛り上がり、ライブもフィナーレに突入します。
全員曲、16曲目「Pure色100萬$☆」とアンコールの17曲目「恋・koi☆week end!」。とにかく全員曲は圧巻ですよね。どこに視線を向けたらいいのか本当に迷います。ホスガたちがそれぞれらしいポーズを間に入れてくれるのがライブならではの醍醐味ですね。
ちなみに3本のキンブレは、この全体曲の時はアイリ青とユウエル受付さん白の2本を右手で色固定、左の1本は目の前に来ているホスガに合わせて色を順次切り替えて振っていました。
これで今回の全曲を歌い終えて、ホスガ全員がステージに並んであいさつ。夜の部では入りたてほやほやの速報として年末のディナーショーが発表され、とても幸せな時間は幕となりました。


さて、昼の部と夜の部の間の時間帯に指名したホスガとのチェキ会が開催されました。時間にも限りがありますので、枚数限定のチェキ付き前売り券か当日チェキ券を購入できた人だけの参加となりますが。
先にも書きましたが私は昼夜ともに聖良ちゃんアイリを指名させていただきました。アイリは素の聖良ちゃんっぽさを出さず、アイリっぽいボケをずっと演じて接客してくれましたね。それがまた可愛い。聖良ちゃん本人とは他でも面会できますが、アイリとはこの機会だけですからね。
撮影したチェキは公開しませんけど、1枚目はピュア紳士仲間のくろぱんださんからお預かりしたソフビアイリ2体をアイリに持ってもらってポーズ。2枚目は私の愛用してるグラサンをアイリにかけてもらって、ミニ玲香さん(青い虎のぬいぐるみ)を持って2人でガオー!のポーズでした。
チェキ会は自分の番だけではなくずっとその場にいて他の紳士淑女のみなさんとホスガとのやり取りも見られて楽しかったですね。もちろんその場に居残ればそれだけ夜の部の待機列に並ぶのが遅くなってしまうのですけど。


今回もまたピュア紳士有志一同でスタンド花を贈る企画に参加させていただきました。
色とりどりの花で大きなハートになっていて、とても見栄えがあってステキなスタンドになってますね。


そして、そのハートのスタンド花の横に小さく写りこんでいる花。
私から聖良ちゃんにアレンジメントフラワーを贈らせていただきました。お花屋さんにはアイリの画像を送ってこのイメージで作ってもらう様に発注しました。青をメインに頭部パーツの白と黄色を少々な感じかなと思ってましたが、意外にも黄色の自己主張が大きかったですね。
でも、聖良ちゃん本人にはとても喜んでいただいて、これをそのまま箱に入れ直して、満員電車の中を大事に抱えて自宅まで持ち帰ってくれたそうです。それを知った時、本気で涙腺ゆるみました。本当に聖良ちゃんいい子や。


という事で、遅くなりましたが「ドリクラライブVol.4」のレポートでした。近日中に「ディナーショー」の方も更新したいところですが…期待せずにお待ちください。
来年の劇団ドリームクラブの発展と、そのキャストのみなさん個々人のご活躍に期待しつつ。よいお年を!

「男なら、やってやれ!!」


待ちに待ってた梅棒の3rd STAGEです。三軒茶屋にある世田谷パブリックシアターでの公演、11月22日に観に行ってきました。
小板奈央美さんが出演するとの事で2nd「ウチの親父が最強」を5回ほど観に行ったわけですが、その時に梅棒に魅せられて、仮に小板さんが出演しなくても次も観に行こうと以前にも発言してまして。本当にその通りになってしまいました。
やっぱり同じ事を思っている方もいるみたいで、ピュア紳士仲間でも何人もの人が今回の東京や大阪公演に足を運んでいるみたいですね。
今回の東京公演は梅棒メンバー8人と、ゲスト15人。ゲストのみなさんは1stや2ndに出演されていた方もいれば、今回が初の方もいます。バラエティ豊かなキャストさんがそろっていて、それぞれの持ち味が活かされていますね。指名の方は色々と悩んだ結果、2ndの時のロビーでの印象がとてもステキだったマチョさんを選びまして。SSS席なので1st「スタンス」のDVDもいただきました。(今回の特典方式がOKなら、次の公演辺りで「ウチの親父の最強」のDVDも配布されるのではないかと予想…というか期待してます)


子供の頃に仲の良かったヤマダ、オグリ、リサの3人が別れ、それぞれの道を歩み、再会する物語。ヤマダはオタク高校生に、オグリは暴走族ブラッディチェリーの構成員に、リサはアイドルユニット「ぷらちな娘。」のメンバーに。
思い出の品だったリストバンドから忘れていた「記憶」が蘇る。
だが、リサはブラッディチェリーの総長ビッグマウスに目を付けられ拉致されてしまう。そこでヤマダとオタ仲間たちは立ち上がり、ブラッディチェリーの拠点に乗り込むのだが…という展開。物語自体はとてもシンプルで、「ストリート・オブ・ファイヤー」とか「ファイナルファイト」をなぞらえた様な感じですね。
梅棒の作品の特徴ですが、Jポップに合わせたダンス主体で台詞はほとんど無く、時々その歌詞が劇中の台詞としてリンクする演出がされてます。だから物語だけを抜き出してみれば王道かつシンプル。でも、そこには観客を楽しませようというアイディアが存分に詰め込まれていて、だからこそ観客たちは魅了されて何度でも足を運びたくなるのでしょう。
笑いあり涙あり感動あり、そして観終わった後には誰かに優しくしたくなる作風なのです。
そうそう、「ぷらちな娘。」のステージ場面が劇中にあるのですが、そこで観客もサイリウムを振って応援する事ができます。
物販でもリサの色であるオレンジ色のサイリウムを売ってますし、観客の中にはレイナとアイの色である青と緑のサイリウムやキンブレを持ち込んで応援していた方もけっこういました。くーっ、事前に知っていれば私も持ち込んだのに。
で、公演冒頭では梅澤さん演じるみかんじじいがサイリウムの振り方をレクチャーしてくれていました。


あ、この冒頭の時に私が梅澤さんにいじられまして、「ロッケンローラーっぽいね」とか「どこから来たの?」とか聞かれてみかんをいただきました。「どこから?」に対して「埼玉からです」と答えたのですが、後で「ウチの親父が最強」ネタにからめて「埼玉なので父の事はダディと呼んでいます」と答えればよかったと思いついて軽く後悔しました。


今回は日程が短めだったので1回しか観に行けませんでしたが、できればもう1回は観たいですね。大阪や博多に行くのは無理そうです。できれば2ndの時のPARCOの様に再演を希望。
梅棒はもう次の公演が発表されてまして、来年8月と9月に4thの東京と大阪公演、再来年1月に5thの東京公演が予定されています。ぜひ次も観に行きたいですね。