「ウォッチメン」


悩んだ末、結局DVDを買ってしまいました。3枚組のコレクターズBOX。まぁ、ディレクターズカット版が出たら、そちらも改めて購入しますわ。
本編のレビューに関しては当時の日記↓をご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/dyna_red/20090328

本編と映像特典を合わせて、全部で280分というボリューム。はい、全視聴完了です。流石に疲れた…。本編は吹替を選んだのですが、違和感無くて良かったです。個人的にはコメディアンとロールシャッハが好きなので、土師孝也さん、山根和弘さんと、なかなか良さげなキャスティングがポイント高いですな。
劇場公開の後、復刻されたコミック版も購入して読了してましたので、今回はそれを片手に画面と比較しながらの視聴でした。実際、コミックのビジュアル再現度はかなり高いですね。OPの歴史を積み重ねていく映像はやっぱり秀逸。

特典映像は作品世界観の科学的考証、現実世界の自警団との比較など。3枚目の特典ディスクは、公開版ではカットされた作品内のコミック『黒の船』のアニメ。原作コミックに付属していた記事、初代ナイトオウルの自伝『仮面の下で』を題材にしたインタビュー番組。メイキング的な物は少なめで、作品の世界観に深みを増す特典が多い。


原作は古い作品だが、様々な賞や評価も得ている。風刺も効いていて、現在でも通用する程、物語の質も高い。作品の雰囲気的に好き嫌いもあるだろうし、2時間40分の長尺なので躊躇もするだろうけど、観ておいて損は無い作品だと思う。
ただ、ディレクターズカット版がリリースされた場合、今回の映像特典は全て収録されるだろう。その時には現在棚に並んでいる版は中古で大暴落する可能性が高い。欲しい人はその頃が狙い目かも。


で、このDVDの日本でのリリースは9月11日。絶対狙ってるよね。ま、この作品と比較される『X-MEN』関係の『ウルヴァリン』公開も同じ日なんだけどさ。